遺伝子が解く! 愛と性の「なぜ」 (文春文庫 た 33-10)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167270117

感想・レビュー・書評

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  • 39155

  • 遺伝子的にそうなのか?と面白く読み進められる一品。
    大変ためになります。

  • H29.8.7-

  • 読書録「遺伝子が解く!愛と性の「なぜ」」4

    著者 竹内久美子
    出版 文藝春秋

    p292より引用
    “まったくお酒を飲まないよりも、少量飲んだ
    方が健康にいいというのがー決して酒飲みの口
    実や言い訳ではなくー医学の世界での常識で
    す。”

    目次より抜粋引用
    “まずは男と女のハナシから
     婚姻形態と繁殖戦略
     出産&誕生の謎
     動物行動学を学ぶには
     心の病を考える”

     動物行動学者である著者による、雑誌で連載
    された、読者からの質問に答えるエッセイ集。
     男女の生物学的性質についてから小説の登場
    人物と病気の関係についてまで、誰にでもわか
    りやすい言葉で書かれています。

     上記の引用は、飲酒と健康についての質問
    対する一節。
    全く飲まない人と大酒飲みとを比べたら、十年
    後に死亡する確率が大体同じになるそうです。
    酒は百薬の長というのは、どうやら本当のこと
    のようですね。
    しかし、体にいい適量というのが、一日平均で
    ビール大瓶1.5本程度までとか。この程度の量で
    飲み終えることが出来る人が、果たしてどのく
    らいいることかと思うと、お酒を飲んで長生き
    するのも簡単ではなさそうです。
     質問に答える文章の明快さと、寄藤氏のイラ
    ストが相まって、いつも楽しいシリーズです。

    ーーーーー

  • 4月9日購入。4月20日頃読了(一週間電車とかで
    動物行動学の立場から、愛、性に関するさまざま疑問を解明することを試みている本。読んでいて、膝を打つような記述も多数あったが、正直、動物行動学という学問がどれほど信憑性のあるものなのかという疑念が読んでいる間についてまわったのも事実。また、評論や考察ではなくエッセイ形式なのでやはり眉に唾をつけながら読んだ。まあ、逆に肩を張らずに読めたってのもあるけれど。左利きは右脳が発達している、右脳が発達している人はテストステロン(男性ホルモン)の分泌が多い。だから、俳優なんかには左利きが多いそう。ただ、テストステロンが多すぎると、失語症やらになる可能性もあがる(ブルース・ウィリス、トム・ハンクス)。また昔は左利きは差別されていた。理系男はテストステロンレヴェルが低い(幼少期は高い)、理系女は逆。だから、理系女は背の高い人とかが多い。r戦略は質より数(ニグロイド)、K戦略は逆(モンゴロイド)、コーカソイドは中庸。だから、それぞれの戦略によって体の性質や行動の特徴が違う。双子率、初体験年齢、生殖器の大きさ、社交性、不安度自殺率・・・まあ他にも色々書いてあった。話のネタにはなるかなって感じ。

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著者プロフィール

竹内久美子
1956年愛知県生まれ。京都大学理学部を卒業後、同大学院に進み、博士課程を経て著述業に。専攻は動物行動学。著書に『そんなバカな! 遺伝子と神について』『シンメトリーな男』(ともに文藝春秋刊)、『女は男の指を見る』(新潮社刊)、『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』(小社刊)、『女はよい匂いのする男を選ぶ! なぜ』(ワック刊)など。

「2022年 『66歳、動物行動学研究家。ようやく「自分」という動物のことがわかってきた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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