ストレンジャーズ 上 (文春文庫 ク 5-3)

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  • Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167275686

作品紹介・あらすじ

ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。朝、目を覚ますとクローゼットやガレージの中で丸まっているのだ。同じ頃、シカゴで、ラスヴェガスで、ボストンで、得体の知れない恐怖におびえる人たちがいた。彼らにその記憶はないが、一年前の夏、あるものを"見て"しまったのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 上下合わせて1000ページ強の超大作でしかもクーンツにしては文字のぎっしり詰まった作品で、なんと読むのに3週間弱を費やしてしまった。
    とにかくクーンツは冒頭が素晴らしく、今回もその例に漏れない。夢遊病の作家、突然遁走の危機に見舞われる若き女医、神を信じられなくなった神父、暗闇恐怖症のモーテル経営者など、一見何の関係もない彼ら・彼女らがある1つの場所に収斂していく手並みは流石。
    ただ、なんかシドニー・シェルダンの作品を読んでいるような各登場人物のエピソードが非常に長く感じたのは確か。
    (下巻の感想に続く)

  • 過去に起きた強烈なトラウマ
    または暗示によって記憶をなくし
    無意識下で恐怖に怯え夢遊病や暗闇恐怖症に悩まされる人々
    上巻ではひたすら苦しむ日々が描かれてようやく話が動いてきてます。
    どうなるのか?
    クーンツ感のある 良い意味での胡散臭が良い。

  • とあるモーテルに泊まり合わせた客達が遭遇した出来事。
    そのことをきっかけに各々の心理に変化が生まれ始める。
    ある人はトラウマに苛まれ、ある人はそれをきっかけに心が開放され。
    記憶を失くした彼らが、その真実を突き止めるために再びモーテルに集う。

    (多分)初めて読んだ、クーンツ作品。長かったけど、面白かった。
    この小説に出てくる某人物のサルサを食べるシーンに、自分もサルサを食べたくなった(笑)。

  • 初めて読んだ上下巻物。クーンツとの出会いの作品。長いけれど苦にならない展開に脱帽。

  • S・キングと並ぶエンターテインメントの王者D・クーンツの代表作の一つ。
    アメリカのあちこちに奇妙な夢に悩まされる男女がいた。
    夢遊病、遁走、執着、奇跡と信仰の喪失……。
    さまざまな問題を抱える彼らが、自分たちの記憶を取り戻す過程でたどりついた衝撃の結末とは?
    息もつかせない物語です。

  • 夢遊病に悩む作家、遁走症を急発した医師、そして異常に月にこだわる女の子……。彼らにいったい何があったのか。最後の最後まで息のつけないドキドキを楽しめます。

  • ホラーかと思ってドキドキしながら手にしましたが、それほど怖くはありませんでした。
    でも、訳の分からない不穏な空気は確かに不気味で、先が気になってしょうがありませんでした。

    夢遊病に悩む新人作家、暗闇恐怖症のモーテル経営者、突如恐怖症のスイッチが入ってしまうことにおびえる女性外科医、お医者さんが怖くてパニックに陥る少女、月にとりつかれた男。
    または、突然神に対する信仰を失ってしまった神父、自分を裏切った国家に対する復讐心が高揚しなくなった元陸軍のレンジャー部隊員。

    群像劇のように、場面転換を繰り返しながら、それぞれの人生を振り返り、現在の苦境が語られる。
    少しずつ、少しずつ、彼らの人生の重なりが明らかになり、で、この不穏な状況は一体何のせいなのか…が明らかになる直前で次巻に続く。

    多分この先ににっちゃりねとねとしたものは出てこなさそうなので、安心して続きを読もう。
    しかし、ぬぼわっとした何かが出現することはありそうだ。
    っていうか、ナ行の擬音はこわいな。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    ラグーナ・ビーチに住む作家ドミニック・コーヴァイシスは、深刻な夢遊病に悩まされていた。朝、目を覚ますとクローゼットやガレージの中で丸まっているのだ。同じ頃、シカゴで、ラスヴェガスで、ボストンで、得体の知れない恐怖におびえる人たちがいた。彼らにその記憶はないが、一年前の夏、あるものを“見て”しまったのだ。

  • £1.00

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