リトル・サイゴンの弾痕 (文春文庫 275-77 刑事コワルスキー)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167275778

感想・レビュー・書評

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  • テリー・ホワイト作品の中では結末がちょっと異色な気がしました。ベトナム帰り三人組の書き方が上手いなあ、と思いました。

  • 「刑事コワルスキーの夏」に続く、コワルスキー&ブルー物なんだけど、2人よりは、ラースとデヴリン、そしてトビアスという、かつてベトナムにいた者たちが終わりに向かって駆けて行く物語のような。
    そういう意味では、やっぱりテリー・ホワイト!という話。

    今のアメリカで順調に暮らしているデヴリンとトビアスを、自らの目的のために強引に引きずり込むラースが、最初は嫌なヤツだったけど。
    その目的を果たそうしていく中で、かつてのベトナムでのように、それを断固遂行しようとする頼れるリーダーとなっていって。さらに仲間である2人を労わる、カッコイイヤツになっていく。
    この話はそこがいいのだが、さらに、最後にトビアスがやること。これが粋!w

    なんて、思っていたら、最後の最後にコワルスキーとブルーが、真打登場と言うには、やけにうらぶれた感じに出てきて。
    あぁ、やっぱりこの二人が主役なんだなーってところがまたよかった。

  • 前作に引き続き、コワルスキーとマガイアの二人の刑事が登場。なんだけど、ベトナム帰りの3人の物語。
    余韻の残る結末がいい。

  • テリー・ホワイトはいつもかなしい。

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