本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167296087
感想・レビュー・書評
-
「お妾さん」でいいという女とフリーライターの男。一緒に住み、入籍にしながらも、そして離婚してもなお不思議な距離を保ちながら(むしろ離婚後に関係が深まったようにもとれる)、繋がっている二人を書いた四編。表題作と「四人」、「妻の嫁入り」と話が流れていき、「少女たち」はその三編にあたるそうである。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男女の不条理を独特の筆致で描く。味わいのある作品。
-
『明日泣く』の映画化と伊集院静の影響か、さいきん色川武大(aka阿佐田哲也)の作品を書店でよく見かけるようになった。『離婚』自体は全集で読んでいたが、手軽な値段の文庫本だったので迷わず買った。4作目の『少女たち』が良かった。
-
11月24日?読了。男女の機微というかなんというか、まあある意味だらしなくも素直に流されるように、くっついたり離れたりする二人の様子がなんともコミカルで、でも思い当たることもあったりして、楽しく読んだ。
まあ、特に読んだ後に何が残るということもないのだが、もし続編があったら読みたいと思うだろうな、とも思う。上手い作品だな、とも。