赤眼評論 (文春文庫 し 9-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167334024

感想・レビュー・書評

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  • 「あとがき」には、「「赤眼評論」などというおかしなタイトルになってしまいましたが、世の中のよしなしごとを男が血走った眼でじっと見つめては月を見上げてムナシク吠える、というような条件を想定してやって下さい」とあります。

    世の中のありとあらゆる気になるものに対して絡んでやるといった風情のエッセイ集で、ただただ楽しんで読むことのできる本です。

  • 1997年5月読了。

  • この勢いが好きだ。私小説的な岳物語もいいけど、SF的小説も好きだけど、全てをこき下ろすこのやり場のない怒りが、私が椎名さんの文章の虜になった原点であり、国分寺と同じく、やはり20年経った今読んでも面白い。そしてなにより、沢野ひとしの解説がついているなんて、沢野ファンには最後まで嬉しい。

  • これもユーモアがあるっつーかアホっつーか。肩の力が抜けます。

  • 短く切れのよいエッセイ。クツクツ笑ってしまう。(蔵)

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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