がん病棟の隣人 (文春文庫 429-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167429027

作品紹介・あらすじ

乳がんに乳房を奪われた時、女は何を思うか?女の幸せとは?人間の幸福とは?仕事のこと、夫のこと、たえ間なく増殖する病魔への恐怖、迫りくる死のこと、自殺、安楽死-。同じ病いに悩んだ者のみが知る、病める者の心のゆらめき、健康な生活を送る者との決定的な位相のちがいを描くノンフィクション・ノベル。

感想・レビュー・書評

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  • 乳がんを罹患した作者の体験に基づいた小説。リアリティはさすがで、乳がん手術直後に読むにはちょっと重かった。
    同時期に乳がんを罹患した二人の女性。一人は術後治療も順調に日常に戻っていく。もう一人は再発してしまう。再発という事実に嫌でも向き合うことになった二人の女性の対比。
    「死」のとらえ方の違い。それはとてもリアルで衝撃的だった。

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