今夜も思い出し笑い (文春文庫 は 3-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 80
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167476014

作品紹介・あらすじ

かつてあれほどあこがれたカタカナ職業人種たちの意外な面をたくさん見てしまった。好奇心旺盛な才女が出会った人たちを、繊細な感性で生き生きと描くエッセイ。(田辺聖子)

感想・レビュー・書評

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  • 祖母の家にあったものを頂いて読んだ一冊。

    35年も前の本であるが、エッセイから伺える林真理子さんの考え方や物の見方は私にとって新鮮だった。

    大変失礼なことに、林真理子先生のことを今まで存じ上げていなかった。名前だけは聞いたことがあったが、著名な作家さんであったとは。

    「自分はあくまでエセ芸能人だ」という立場で、芸能人の生活やスキャンダル、社交界について書き連ねている。
    それらはどれも、一般人の自分には知り得ない、華やかだけど少しクセのある世界を覗き見しているようで、面白かった。

    また、「女性論」と言っても過言ではないほどに女性、特にハイミスの方々の生活や性格について掘り下げている。
    納得のいくものから、なるほどそれは知らなかったと思うものまで、エッセイなのに教養が深まった気がするのが不思議だ。

    自らの感情や趣味・嗜好をおおらかに、ストレートに表現されていて、読んでいるというより語りかけられているようだった。

    時々ではなくクスッと笑える文章が散りばめられていて、読んでいて飽きない一冊だった。

  • 2017.7.9-57

  • 1985年、「週刊文春」連載エッセイ1冊目。
    率直な上流階級への憧れ、上昇志向、すべからく好ましい。
    (図書館)

  • 週間文春の1作目なんだ
    1から順番に読み直してみたい

  • (メモ:高等部2年のときに読了。)

  • 「週刊文春」連載エッセイ1冊目

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著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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