水雷屯 信太郎人情始末帖

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167497088

作品紹介・あらすじ

「水雷屯」とは占いでいう多事多難の相。子持ちの後家と恋仲になって実家の呉服太物店から勘当中の信太郎は、ある時義兄・庄二郎から相談を持ちかけられた。なんと妾宅で手形を奪われ、妾も行方不明だという。頼った占いでも「水雷屯」の相が出て-信太郎は義兄を窮地から救えるのか?好評シリーズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • オール読物2000年10月号、2001年1、4、6、8月号掲載の5編の連作短編。2002年3月刊。2004年3月文庫化。シリーズ2作め。江戸人情物の捕物話。全編良く出来た話で、面白い。信太郎の推理が冴える場面が良い。

  • いつもながらに著者が設定する江戸の舞台はお見事で、その時代の情緒や庶民の息遣いが伝わってくる。しかし、信太郎がいなけりゃ冤罪だらけだな。

  • 3/26-3/27

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著者プロフィール

すぎもと・あきこ
1953年、福岡県八女市生まれ。ノートルダム清心女子大学国文学科卒業後、金城学院大学大学院修士課程修了。江戸文学を学ぶ。1980年「男の奇跡」で歴史文学賞佳作入選、作家デビューを果たす。1989年「東京新大橋雨中図」で直木賞受賞。2002年『おすずーー信太郎人情始末帖』で中山義秀文学賞を受賞。近著に『起き姫 口入れ屋のおんな』など。本作は「お狂言師歌吉うきよ暦」シリーズ4作目の完結編となる。

「2016年 『カナリア恋唄 お狂言師歌吉うきよ暦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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