禿鷹の夜 (文春文庫 お 13-6)

著者 :
  • 文藝春秋
3.32
  • (18)
  • (47)
  • (106)
  • (15)
  • (4)
本棚登録 : 548
感想 : 37
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167520069

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 血も涙も無い冷血無欠の刑事の話。主人公禿鷹も魅力ないし、登場人物たちも余り血の通っていない人達でヤクザの縄張り争いの話なので、時間つぶし程度の本。

  • プレビューを書く暇もなく、あまりの面白さに次々と手にとり2日でシリーズ5冊を読破してしまった。
    惜しむらくはもっと続けて欲しかった。

  • これ、話題になっただけのことはあるなぁ。 主人公のむちゃくちゃな行動や、 内面を一切描写しないという技法ばかりに注目されるが、
    「新宿鮫」ばりの緊密なプロットはかなり読ませる。 (主人公と犯人との攻防はかなり読み応えあり) 最後にちょっとしたどんでん返しもある。 (そう、逢坂剛が""どんでん返しの名手"であることを すっかり忘れていたよ!)

  • 男なら強い野郎に憧れるものだ。クールで冷静で腕が立つ、まして悪い奴ほどカッコいい。
    そんなヤクザと警官のストーリー。
    サラッと完読(^∇^)

  • 恋人を奪われ、犯人にも気づかないという迂闊さでありながら傍若無人な振る舞いをする様が、悪徳警察官としての痛快さを感じられませんでした。
    むしろ古き良き、仁義を守るヤクザ達の方が魅力的です。

  • 禿鷹シリーズ第一弾!悪徳刑事とヤクザ、ヤクザノ方が人情に厚い。
    こんな設定初めて読みました。最高!

  • 久しぶりに真っ直ぐなハードボイルドを呼んだ感じでした。

  • 禿鷹シリーズ第1弾。

  • ハードボイルド好きの私なので、さくさくと読めて楽しめた一冊。ただ、「百舌」シリーズでもそうだったけど、これからっていうところで重要人物が簡単に死にすぎ。もうちょっとストーリーとの絡みが観たかったのに、、、と何だか気後れを感じてしまう。「百舌」シリーズも第一作は秀逸だったが、それからはちょっと、、、という展開。今回は、第一作からそんな雰囲気が出ていて、下世話ながら今後がちょっと心配に。でも一応、続けて読みたい気にはさせられました。

  • 再読。単行本発売当初に読んでいたんですが
    そのまま続編も読まずにいたので、今回新作を
    きっかけにシリーズ制覇をしようかなと。

    で、再読にも関わらず面白いっ!
    個人的にはやはり「百舌」シリーズが一番の
    傑作ですが、ベクトルは違えど、今作も主人公と
    その周りのヤクザもののキャラが立っていて
    スグにストーリーに入っていけますね。
    このどうしようもない刑事とヤクザがまるで逆の
    バランスというか...道徳観を持ってるんですね(笑)。
    こんな刑事がいたら一発で日本の警察機構の
    上層部の首が差し替えでしょうねー。

    とは言え私腹を肥やしているようでもなく、なんだか
    まだまだ奥が深そうですな。
    このシリーズにしばらく浸っていけそうです。

全37件中 21 - 30件を表示

著者プロフィール

逢坂剛
一九四三年、東京生まれ。八〇年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。八六年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。二〇一三年に日本ミステリー文学大賞、一五年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞。「百舌」シリーズや「長谷川平蔵」シリーズなど著作多数。

「2022年 『最果ての決闘者』 で使われていた紹介文から引用しています。」

逢坂剛の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×