- Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167548087
感想・レビュー・書評
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プンプンの合間の箸休め的な一冊。
”アボガドの固さをそっと確かめるように抱きしめられるキッチン”
サラダ記念日といい、チョコレート革命といい、
この女性の食べ物の歌はなんというか、愛おしい。ずるい。笑
”まっすぐに怒るあなたに背中から毛布をかけるように愛した”
良いなぁ、こういうの。
”言葉ではなくて事実を重ねゆくずるさを君と分かちあう春”
やばいなぁ、こういうの。
でも、この歌集のキモは、シングルマザーになってからの様々な歌。
”どこまでも歩けそうなる皮の靴いるけどいないパパから届く”
ずるくて、でも愛おしくって、やばい良いなぁ。 -
その瞬間をとらえる短歌。
うんうん。。わかる。わかる。
ちょっとこれは駄作の気もする。
あとがきの文体も好きだ。 -
妊娠・出産・子育てなど、生活の何気ない感動一つ一つを、こんなにも鮮やかに切り取ってくださいました!
さすが、俵万智さん☆
母になった私達の気持ちを、驚くほどリアルに表現されてるのは、きっと短歌ならではかと。
ドキッと気付かされたり、共感できて癒されたり…
「ちょっと子育てに疲れちゃってるなぁ…」という方には特に、オススメしたい一冊です♪
短歌どっさり!な代わりに、歌だけなので、かなりの想像力と解釈力が求められるかも?
ちょっと大変〜という方は、『たんぽぽの日々』の方が、エッセイでもあるので、読みやすくてオススメです(^O^) -
以前はハードカバーで読んで、今回は文庫で購入。
子供を生んで育ててる女性には共感を持てる短歌がたくさん。
「バンザイの姿勢で眠り入る吾子よ そうだバンザイ 生まれてバンザイ」
バンザイっと一緒に思ったら、楽しめる。
育児日記をずっとつけているけれど、クドクドと書いた文章より、俵万智の短歌1つの方がその場面や、一瞬を鮮やかによみがえらせる。
さすが!
上記の歌でなんとか育児のつらい時期を乗り越えた。 -
「サラダ記念日」の俵さんの短歌集
母親になった俵さんの短歌は、目線がやさしくなっています。 -
「あなた」という言葉のもつ愛情が、恋人からわが子へと変遷を遂げた、俵万智のメルクマール的作品。愛らしいです。
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あとがきに「子どもの歌が圧倒的に多い。ちょっとどうかと思うほどたくさん作ってしまった。」と書いてあるだけに、ホントそのとおり
妊娠、出産、育児のありふれた光景を31文字にしていて、世のお母さん達は「うんうん」ってうなずくんだろうけど、子ナシの私は・・・ -
溢れる詩の才能に圧倒されました。
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可愛らしい短歌いっぱい。
ほこほこ。
言葉はゆっくり丁寧に選ぼうって思います。