われ笑う、ゆえにわれあり (文春文庫 つ 11-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167588014

感想・レビュー・書評

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  • 理路整然とひねくれていて面白かった。
    論駁するときに持ち出す例が(エセ)哲学的で、ああこの人は本当の(迷)教授だと信じられた。
    柴門ふみさんのあとがきも傑作。

  • まあまあ面白いギャグ調のエッセイだがどこか突き抜けていない。

  • くすっと笑うコラム集。

  • 土屋賢二さんの本をこれで3冊目。ややマンネリ化してきた。
    自虐ネタをベースにした内容。

  • 「われ笑う、ゆえにわれあり」4

    著者 土屋賢二
    出版 文藝春秋

    p126より引用
    “ただこの方式の欠点は、「あっ」、「しまった」、「間違えた
    」、「もとへ」、「畜生」のような、入力時によく発する言葉が
    そのまま入力されてしまうことであろう。”

     哲学者である著者による、周囲の身近な事柄についてひたすら
    深くひねくれて考え抜いた一冊。
     禁煙についてから人気教授になる方法についてまで、論理的で
    ユーモア溢れる文章で書かれています。

     上記の引用は、ワープロの入力方式における音声入力について
    書かれた一文。私は持っていないのでわかりませんが、スマート
    フォンのCMで、音声入力で検索している物がありました。この辺
    の問題もどうやら解決されているようで、技術の進歩を感じます。
     シッカリ味わいながら読んだほうが面白く読めると思うので、
    時間がある時に読むか、一日一話ずつ読むといいかもしれません。

    ーーーーー

  • 土屋賢二の作品ならどれか一冊読めば充分。一冊選ぶとすればこの作品。他の作品もだいたい全部同じ内容です。

  • 哲学者の紳士の本って感じ。

    軽快なリズムとウィットとユーモアに富んだ文章。
    私は非常に楽しめました。
    哲学って、屁理屈よね〜そうよね〜。
    こんな教授がいたら、絶対授業取るのにな〜。

    あと、一話がもう少し短くしたらテンポ良かったかなと思うので一つ減点しました。

  •  呵々と大笑せずにはいられなかった。面白すぎる。土屋先生はユーモアのセンスが抜群で、エセーの一つ一つがツボだった。すべてを疑ったとしても、これを読んで笑っている「私」は確かに存在するのだと認識しないわけにはいかなかった。タイトル通り、われ笑う、ゆえにわれありである。

  • 中学生のとき読んで、息ができなくなるくらい笑った。

  • 喰えない人だw
    相変わらず、思わず破顔してしまう文章です。何度「え、ちょww」って思ったことかw 何喰わぬ顔でこういうこと言ってみたいなー

    前に一回読んだ時よりも楽しめた。大学生になって、飲酒・喫煙も身近なことになり、悩み事もちょっぴり増えたからでしょう。

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著者プロフィール

1944年岡山県玉野市生まれ。玉野市立宇野幼稚園、宇野小学校、宇野中学校と、とんとん拍子に宇野地区きっての名門校を進み、中学2年生のとき岡山市立丸の内中学校に転校。岡山操山高校を経て、官僚を目指して東京大学文科一類に入学。2年後、方針転換して文学部哲学科に進学して大学院博士課程中退。東大助手を務めた後、お茶の水女子大学に着任。35年にわたって哲学を教え、現在、お茶の水女子大学名誉教授。 哲学のかたわら、五十歳のときユーモアエッセイ集『われ笑う、ゆえにわれあり』(文春文庫)を出版したのを皮切りに、『妻と罰』『ツチヤの貧格』(文春文庫)、『ツチヤ学部長の弁明』(講談社文庫)など多数のユーモアエッセイ集と、『ツチヤ教授の哲学講義』『ツチヤ教授の哲学入門――なぜ人間は八本足か』(文春文庫)など少数の哲学書を発表、いずれも好評のうちに絶賛在庫中。他に『幸・不幸の分かれ道――考え違いとユーモア』(東京書籍)、『われ悩む、ゆえにわれあり―― ツチヤ教授の人生相談』(PHP)などを矢継ぎ早に発表し、在庫に花を添えている。週刊文春とPHPに連載中。

「2013年 『哲学者にならない方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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