中国てなもんや商社 (文春文庫 た 44-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167635015

感想・レビュー・書評

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  • おもしろい!
    昔映画になったとか。小林聡美さんが主役で。
    映画も見てみたいなと思いましたが、ビデオはあるらしですが、DVDは無いそうで見れないᐠ( ᐪᐤᐪ )ᐟ。
    残念。

  • 『北京大学てなもんや留学記』を読んだのをきっかけに、これより先に上梓されていた本書も購入し読破。
    本書では、貿易商社(アパレル)に就職し、中国相手に仕事をこなしていく著者が中国人や中国ビジネスと接する中で感じた日本人・日本企業との違い・ギャップへの驚き、彼らの図太さやバイタリティーなどが率直に綴られている。いわゆるビジネス書とは異なり、ここには生の中国が感じられる。
    本書「あとがき」によれば、本書原稿も著者が直に出版社に持ち込んだのがきっかけとなって出版化されたものだとか。同じく「あとがき」を読んで、1998年に「てなもんや商社 萬福貿易会社」(主演:小林聡美)として映画化されたことも知った。映画版も、是非見てみたいと思った。

  • 爆笑系。

  • 読み物として中国という国や人を理解する上で優れた書籍。映画化もされている。登り坂の国は女性がまず綺麗になる。という言葉が印象だったが正に現在の東南アジアでそれを実感するなぁと思う。中国製品、メイドインチャイナの品質が悪いと言われてた時代の背景や破茶滅茶さがよく分かる。

  • これは面白かったですね〜。
    今のように当たり前に中国貿易が多かった時代ではなく、
    まだまだ大変だった頃。日本の商取引のように、約束が叶わない中国人のいい加減さ。と言っても、その国ではそれが当たり前なんだからしょうがない。。。
    でもねぇ〜と悪態つきたくなる事件の数々。。。

    今はこの作者、中国に住んじゃっていますよね。
    ブログも出してるけど。
    住めば都。。。と言いますが。
    個人対個人ならいい人なんだろうけど、
    国のあり方がねぇ〜。

  • 今の日本の服はほとんどが中国製だ。
    その歴史の背景にこんな面白い事があったとは。
    ユニクロの服をマジでスゴイと感じる。

  • 20世紀末の中国を舞台としたド根性OL成長記。中国とは縁もゆかりなかった著者が偶然入社した日中合弁商社で揉まれ小突かれ振り回されながら成長していく姿がコミカルに、時にはシニカルに描かれている。この本で語られている中国は私の前職の会社が中国に合弁の工場を設立した時期と重なっているようだ。本書冒頭に出てくる「乾杯!」「祝工作順利。乾杯!」と叫びながら倒れるまで酒を酌み交わす話は中国駐在員からよく聞かされた。著者は作家になる為に会社を辞め、本書を書き、北京大に留学後、現在中国在住。もう少し著者を追ってみる予定。


    『中国農民の反乱』を読んでいると中国社会に対してネガティブな感情を抱きそうになるのでバランスを取る意味で陽気な中国を併読する。σ(^_^;) 2013年03月12日

  • 経済大国へまっしぐら時代の中国ビジネスを描写しているが、自分も今の時代で中国とビジネスをやっていて、非常に共感できる部分があった。
    そして、確かに苦労が絶えないのだが、それ以上にスケールの大きな国に惹かれてしまう自分がいる。

  • 中国という国は、不思議な国である。
    とめどもなく、発展している。
    そこの中にいる中国人。
    日本にいる王課長、中国にいる周さん。
    ふたりが好対照に書かれていて、
    いずれも仕事が好きで、がんばり屋だが、
    そこには、身体の中を駆けめぐるものが、
    あるような感じである。

    中国では、宴会をなぜするのか?
    中国の品質管理と日本の品質管理の差が、
    カルチャーギャップとして、うまれてくる。
    そこで、生き残るには、たゆまない「タフな交渉」なのだ。 

    「どんなに賢くても知識があっても、ここは戦場なのだ。
    観客席から見ているだけの人は向かない。」

    「職人気質の日本人は『よいものをつくること』
    そのものに喜びを感じるが、
    根っからの商人の中国人は、
    『できるだけ少ない手間でお金をもうける』
    ことに喜びを感じるようだ。
    もとから利害は相反する。」

  • 2013年1月6日

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著者プロフィール

作家

「2016年 『国が崩壊しても平気な中国人・会社がヤバいだけで真っ青な日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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