受難 (文春文庫 ひ 14-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167656287

感想・レビュー・書評

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  • 驚くべき才能。
    直感的で 徹底した 価値観へのアプローチ。
    オンナは ダカレル。オトコは 抱く。
    オトコは ヤル 存在で オンナは ヤラレル存在。
    徹底して見せつける。
    性に対する ピュアーで 乙女ティックな願望。

    おもろいヒトもいるのですね。

    名前の付け方からして オヤジダジャレ風。
    主人公は フランチェス子。
    悪女で聖女。処女で耳年増。
    変なところに棲んでいる人面瘡が 古賀さん。
    マゾのフランチェス子とサドの古賀さんの会話が秀逸。
    古賀さんは 完全に オジさん。
    フランチェス子は 清純ムクナ 30歳の女子。
    古い価値観にとらわれながらの 現状肯定と否定。

    テレビやその流行が 何気なく登場する。
    ガッテン、ガッテンと言いたくなる 雰囲気。

    米原万里の解説を読みたいがために 読んだ本。
    米原万里の 抱腹絶倒 が 目に浮かぶ。
    オトコなんて 銅像で いいのだ。
    チンチンが 懺悔しているのだ。

  • よくわからない(^_^;)

  • なんとも感想を書きにくいなぁ。
    周りに人がいるとおおっぴらに開いて読めなかった(笑)
    初姫野カオルコだったのだが
    女性がこういうものを書くのかと
    頭をブン殴られたような気分。

    ある意味文学なんでしょうなー、これも。

  • 姫野氏について何も知らないのに勝手に
    ”キリスト教的な厳格な教訓小説に違いない"
    と思い込んで敬遠していた。

    よもやこんな文章だとは。。。

    なかなか思いもよらぬものである。


    筋肉少女帯なんていったい何人がわかるんだ。

    だめだめー ぱっぱぱやー(だったけかな?)

    筋肉少女帯なら「おまけの一日」が好きです(・ω・)

  • カテゴリを「ドラマ」にしたけど、「ファンタジー」かもしれない。
    あまりにも「ありえない」設定と、放送禁止用語連発で、半分くらいまでは、正直げんなりしながら読んだが、「エリーゼのために」を始めた辺りからグイグイ引っ張られる。

    いったいこの物語がどこに着地するのか知りたくて一気に読んだが、ありえない物語が見事に締めくくられて、感動の気持ちさえ湧いてくる。

    筆者の本を読むといつも「いったいこの人は何者なんだ?」と思うが、本書ではさらにその疑問が大きくなった。

  • もー、めちゃくちゃな話だけど楽しく読めました。あー面白かった。映画も観たい!

  • おもしろかったなー。
    ときどきすごく切なくなったけど。

    王子製紙のティッシュよ(笑)

  • おもしろかったのですが不思議すぎる話で、様子が自分の頭の中で映像化できない・・・
    そういう意味ではちょっと読みにくい話かも。

  • 映画「受難」公式サイト
    http://junan-movie.com/

    文藝春秋のPR
    「常識を笑いとばす超ナンセンスな快作
    清らかなる処女フランチェス子とその秘所にとりついた人面瘡の古賀さんの奇妙な共同生活とは。抜群に面白い新しい愛と性の文学!

    内容紹介
    修道院で育った汚れなき乙女フランチェス子のオ×××に人面瘡がデキた!「お前はダメ女だ」と朝な夕なに罵倒する人面瘡を、けなげにも“古賀さん”と呼んで共同生活をするフランチェス子の運命やいかに? 極北の笑いと奇想天外な物語の裏に、現代人のジェンダーを見つめる醒めた視線が光る、著者の代表作。解説・米原万里」

  • 内容はおもしろおかしいんだけど、なんだかなぁという感じだった。漫画にしたほうが面白そう。

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著者プロフィール

作家

「2016年 『純喫茶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

姫野カオルコの作品

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