osawatさんの感想
2023年5月7日
ふむ
reinouさんの感想
2017年1月19日
2003年(底本2001年)刊。佐々淳行氏解説にあるように憂鬱な気分になる読後感。ただし、その理由はリアルすぎる内容にある。中国残留孤児帰国事業が密航の隠れ蓑と化している現実がある一方、日本に居住する正当な帰国孤児家族に対する偏見・差別もえぐり出す。その意味で、バランスがとれており好印象。加えて、本書は広範な領域、つまり経済犯罪、戦後補償、治安、外国人移民受入れの是非・程度、中国の貧困問題のみならず、犯罪シンジケートに軽く手を貸す日本人の心性や経済の成長政策の当否まで目配せを効かせる良リポートである。
zeronkaeruさんの感想
2006年12月27日
tau
1964年愛知県生まれ。北京大学中文系に留学した後、 週刊誌記者などを経てフリージャーナリストに。 94年『「龍の伝人」たち』(小学館)で、21世紀国際ノンフィクション大賞 (現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞。 新聞・雑誌への執筆、テレビコメンテーターとしても活躍。 2014年より拓殖大学海外事情研究所教授。 『反中亡国論』『中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由』 『「米中対立」のはざまで沈む日本の国難』(以上、ビジネス社)、 『感情的になる前に知らないと恥ずかしい中国・韓国・北朝鮮Q&A』(講談社)、 『トランプVS習近平 そして激変を勝ち抜く日本』『風水師が食い尽くす中国共産党』(以上、KADOKAWA)など著書多数。 「2023年 『それでも習近平政権が崩壊しない4つの理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」