- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167679545
作品紹介・あらすじ
1980年代以降の情報誌文化を創出し、今なお時代の先端を走り続けるリクルート。なぜユニークな人材を続々と輩出できるのか。リクルート事件やダイエーによる買収など、幾多の危機をどう乗り越えたのか。同社幹部としてそのすべてを見届けた著者が明かす"奇跡の企業"の秘密。これはサラリーマンの教科書だ。
感想・レビュー・書評
-
何度も読み返したくなる、リクルートの強さと執念が詰まった一冊
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
リクルートの歴史、リクルートがなぜ強いのかを藤原さんの独自の視点から分析された本。当時の生々しい会話を聞きながら、平行して歴史をたどっている感じがして、とても面白かった。リクルートの強さや特に営業の側面での学びや気付きを与えてくれた。とにかく面白く、スラスラ読み進められる。
-
リクルートという会社の体質が克明に記されている。
自ら機械を創出し、その機会によって自らを変える、そんなリクルートマンシップを持つ人間しかいない企業だからこれほどまでの人材輩出企業となっている。
また、商材や社風はレイスに類似しているため、経営理念である温故も至る所に感じれた。
一人一人が経営者のつもりで物怖じせず上に提言し、かつ自分の仕事に誇りを持って全力で取り組むそんな熱い人間が集まった会社であるリクルートでさえも、人数の膨張、権利の誘惑に体制を揺るがされてしまう。
組織も人も、常に正しい選択をし続けるのは不可能で、失敗した後の跳ねっ返りの方が大事なんだろうと感じされられた。 -
ビジネス書というのか。。
他に類書がない本。 -
リクルートOB で初の民間人校長になった藤原和博の著書。
リクルートに入社後、営業、通信事業の失敗、リクルート事件、ダイエー傘下と激動の時代を
詳細に記述しており、読み物として面白く、リクルートの凄さを感じることができる作品。
これだけ壮絶な修羅場を超えて来ている会社もそうはない。そしてまさに人材の宝庫。
在庫型のビジネスはことごとく失敗している(不動産、通信事業) -
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変え、運命を切り開く。
-
リクルートマンへ送る応援歌のような本。参考になります。
「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」 -
自分振り返り日記?
リクルート洗脳宗教本 -
リクルートがいかにして成長し、拡大していったのか。その源流に潜むものはなにか。その答えがこの一冊にある。
東大卒でリクルートに入社し、怒涛の急成長時代を支えた顔役のひとり、藤原和博氏が見て、聞いて、感じたことを独特の視点で描いた会心作。
読めば読むほどにリクルート社の素晴らしさ、強さに惹かれる。同時にいかにDNAが薄れていくのか、ということも見通すことができて、現時点でのリクルートの立ち位置と重ねて読むことで理解と共感が深まる。
徹頭徹尾私事で恐縮だが、わたしはRの代理店勤務経験がある。しかも当社を強引に含めると2社もだ。この稀有な経験をもとにこの本を読んでわかるのは、所詮代理店は亜流でしかないのだ、ということ。
圧倒的な主体性、熱量、思考の総量がリクルート社員のひとりひとりにはある。一方代理店の社員は上から降りてくるものを受けるだけに過ぎない。さらに代理店のほとんどはこの事業を軸足に別のジャンルで成功しようと思っている。そんな代理店が本体に勝てるわけがないだろう。
そんな代理店の中で一社だけ、勝ちかけた会社を知っている。エン・ジャパンという。いっときのエン・ジャパンは小さなリクルートだった。主体性、熱量、思考の総量。さらに理念の浸透。方向性の違いこそあれ、一瞬だけとはいえ、リクルートを超えた時点があったと思われる。
いま、リクルートは第二創業期ということでホールディング化、グループ化が進んでいるという。いい話ばかりではない。社員の質が以前と変わってきているとも聞く。エン・ジャパンがもう一度、ガリバーに牙を剥く日がきたとしても不思議ではない。そんなふうに思うのはわたしだけだろうか。 -
読みにくい。リクルート事件の時に生まれてなかったせいかもしれないが。