ヨリックの饗宴 (文春文庫 こ 39-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (466ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167721015

感想・レビュー・書評

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  • うん、面白くなくないわけではないけれど、
    面白いわけではない。

  • ヨリックの謎が知りたくて最後まで読んだけど、いまひとつ謎の正体やアメリカ側の正体が分からないままだったりで、消化不良。五條瑛先生はやっぱり長編の方が面白い気がする。

  • 兄↔弟←甥。

  • 細切れにちびちび読んだら、より続きが気になる構成だった。
    映像化しやすいドラマ仕立て。
    スキマ時間におすすめ。

  • 陰謀の根が期待より深くなく、悪者があまり悪くなく、五條氏にしてはイマイチ深みに欠ける作品だった。
    長さがかえって仇となって、中弛みした印象です。

  • オズリック、ゴンザーゴ、ラモンド、そしてヨリック。

    「ハムレット」の登場人物たちの名前を与えられた彼らは、ある「計画」を実行する。

    すべてを知るのはヨリックのみ。
    八年前、国政にかかわった者たちの野望と復讐の物語。

    登場人物たちのそれぞれの思惑や、互いの関係が少しずつ明らかになっていくのにドキドキ。

    ただ、最後まで持ち越した「計画」の謎が割とあっけなく分かってしまったのがちょっと残念。

  • ボーイズラブとして売り出したらけっこう売れるんじゃないかな。

  • 「ある」国家機密のありかを示す地図を
    ハムレットの登場人物をコードネームに持つ5人が持っている、
    というところから話が始まります。

    彼らは「ヨリック」の召集で集まる約束になっているのですが、
    ヨリック以外は互いに誰かメンバーなのか知りません。

    誰がメンバーなのか?また、隠された機密とは何か?
    メンバーの周囲の人間、政治関係者、米軍関係者が
    それそれの思惑で動いて事態が混沌とし、
    最後まで誰が敵なのかわかりませんでした。。。

  • 政治、は、知人にそういった関係の人もいたので覗けないわけではなかったが、
    ビックリするくらい自分の興味がないことに食指の動かないあたし。。

    自分が思う以上に、自分は正直でガンコらしいです。

    というわけでこの作品。
    ハムレットにも明るくないのでまったくタイトルの意味にも気付かずに、
    ただ五條瑛さんの作風が好きなだけで読み進む。

    ただねぇ。。隠し子とか政治とか、自分の中にマッチングさせるべき引き出しがなく、
    イマイチ話が遠い。
    唯一響いたのは、兄弟の確執。
    これは兄弟に関してではないけど、わかる気がして響いた!

    憧れが吹っ切れると憎しみになる。
    二つはいずれも、基軸への方向が違うだけで、絶対的エネルギーとしては全く同じなので、
    やっぱり憧れと憎しみは同じなんだろうなって思うもん。

    思いが強いほど、憎しみは強い。

    でも、憎しみだろうが憧れだろうが、結局はその身を焦がして、
    残るのは燃えカスだけなんだと思うんだよねー。
    本当に近づくべきなら、向き合いたいなら、
    憧れも憎しみもあたしは、正解だとは思わないけど。

  • 妻子を虐待し、失踪していた兄の行方を探す者が現れて・・・
    設定とか、仕掛け的にはおもしろいんだけれど、行き当たった真相はそうでもない、みたいな感じ。
    兄と再会した横断歩道のシーンまでは、よかったんだけどな。

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著者プロフィール

大学時代は安全保障問題を専攻。大学卒業後、防衛庁に就職し、調査専門職として勤務。退職後、フリーライターを経て1999年に北朝鮮問題を題材とした『プラチナ・ビーズ』で作家デビュー。2001年『スリー・アゲーツ』で第3回大藪春彦賞を受賞。

「2018年 『焦土の鷲 イエロー・イーグル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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