- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167838102
作品紹介・あらすじ
定職も生き甲斐も友人も恋人もなく、当然のことながら貯金も少ない24歳男子の俺。憧れのスミレ姉ちゃんから結婚式の招待状が届き、傷心のまま高校の同窓会に出かけた結果、さらに最悪の事態に。そのときから、俺の目の前にエアとなのる幻覚少女が現れた。シニカルかつ自虐的な笑いで抱腹絶倒の青春小説。
感想・レビュー・書評
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2.8
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エアどこいったん?
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ダメ人間の妄想日記
同窓会に打ちひしがれてやけっぱちになっている所に交通事故にあい、その瞬間から「エア」というおせっかい少女が見えるようになった主人公のお話し
ノリとしてはNHKにようこそと同じで、ダメ人間の妄想垂れ流しで、その発想が笑いを誘うという図式なんだけど
ところどころに哲学的な部分もあって、何だか考えさせられる
設定や表現方法はアレだけど、その辺を格調高い感じにしたら芥川賞狙えるんじゃね?と思える内容も書いてあるんだよなぁ
途中に瞑想ネタが出てくるんだけど、巻末の解説を読んで納得
実生活の影響を受けてのマジ物の話しなのか
ますます芥川臭がしてくる
というのは過大評価かな? -
抱腹絶倒の青春小説という謳い文句に惹かれて買ったのですが、滝本竜彦さんは初めて読む作家さんです。
自称「ひきこもり世代のトップランナー」だそうで、代表作は『NHKにようこそ』で漫画化、アニメ化されているようです。
自らの妄想が生み出した女性・エアに脳の回路を弄られ、次々性格が変わっていくところの造りなどはなかなか面白いのですが、なぜか突然に悟りに到達してしまう、その辺りの話の変化について行けませんでした。
なかなか読者を選ぶ作品のようです。 -
滝本竜彦の小説はネガハピだけ読めば十分かもしれない。
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大好きな本。薄いからすぐに読める。落ち込んでいる人に読んで欲しい。あんまり評価は高くないし、たしかにあんまり高等な文章ではないと思う。貯金も学歴も無い。友達も少なく、当然のように彼女もいない。ついでに夢も希望も無い。でも、これだけダメな環境でクズな主人公でも明るく生きている姿を見ていると、素直に尊敬できる。知り合いにそういう人が居るから尚更共感できるんだと思う。
個人的には本当に大好きな本だけど、正直人に勧められる本ではない。 -
実は表紙の絵だけ見て買ったにゃん
この内容でも本ににゃるんだってびっくりしたにゃん -
いじられたい。とは思えない