迷いアルパカ拾いました (文春文庫 に 19-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167901394

感想・レビュー・書評

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  • 動物園ミステリ。シリーズ3作目。
    迷子のアルパカと、失踪人、動物園への侵入者、不審な人物たち。
    これらが上手く繋がる結末はお見事。
    鴇先生かわいいです。

  • なんかちょっと物足りない…
    服部くんの変態ぶりも鴇先生の立ち回りも前作の方がぐいぐい来ててよかったなー
    毎回、真相は重め。
    短編で日常の謎系が読みたいなあ。

  • ストーリーの本筋と関係ない第一印象(^ ^;
    「え、そっちなん?」(^ ^;
    アイドルじゃなくて!?(^ ^;

    ストーリーの本筋は、前二作を踏襲して、
    ゆるゆるな日常とシリアスな事件(^ ^
    今回もまたかなりのピンチに陥って、
    でも変態服部くんが大活躍(^ ^;

    仕事を終えて帰ろうとしたら、
    そこにアルパカがいた、という度肝抜く出だしから、
    ぐいぐいと引き込まれて、やはり一気読み(^ ^;

    いや〜、これは映像化したら楽しそうだな〜(^ ^
    ...私が知らんだけで、すでにされてるかもしれませんが...
    でも、ものすごく予算かかりそうだな〜...(^ ^;

  • 動物園の飼育員が主人公の、コージーミステリ。これぞコージー!というくらい危険な目に遭ったりするけれど、どこかのほほん感がただよう。似鳥鶏さんのシリーズの中では、私はこれが一番好きです。変態もいるし。

  • 七森さんのさらなる活躍を期待したい。

  • 楓ヶ丘動物園シリーズの第3弾。

    ★以下、ネタバレです。★

    今回は人が死なないミステリー(このシリーズでは死人が出ない事件の方が好きです)。
    拾ったアルパカを「斎藤」と命名し、結局その名前で展示するのが、笑えました。
    ミステリーなのですが、全体的に笑いを誘う要素がたくさん詰まっていて、面白かったです(桃本くんの一言感想や、事件関係者の怪しさなど)。

    最後の最後で大変な思いをしたボコ(ダチョウ)だけど、事件を追求する決め手に!(大活躍?)

    ただし、動物園の持続的な運営やアイドル動物については、考えさせられました。
    小規模な動物園は集客を維持するのも大変ですよね。動物たちの他に、普段気にしていなかった飼育員さんをはじめとする職員さんの頑張りがあってこその動物園なんだなぁ、とつくづく思いました。

    【おまけ】
    服部君は何者なのでしょうか?
    お財布には大金が入っており、運転手付きの車に乗り、住まいは大邸宅の様子。
    服部君の私生活がとても気になります!

  • 2018年17冊目。パターン化は気になるけど、スタイルが確立されているとも言える。今回もノリの割りに重たい事件が勃発。本当にあり得そうなことなので、いろいろ考えさせられてしまう。

  • 動物シリーズ第三弾。今作は、アルパカが逃走し、七森の友達が行方不明になり、動物園の来園者が減少していることに頭を悩ませたり、他の動物園の来園者増加した工夫を基にどうすれば来園者が増加し、リピーターも増えるのかと模索する動物園職員の苦悩など、内容が重いものである。アルパカが逃走し、捕獲に奔走する職員、さらに追い打ちをかける来園者減少の問題もある中、職員、獣医師との連携が強くなっていくのが良かった。桃くんと鴇先生との関係も進展し、どうなるのか楽しみ。服部君の変態ぶりも益々高くなり、そっちも見ものである。

  • 動物に芸、というのは見ている私達は楽しいし、飼育員さんとの絆を感じてたりもするんだけど、こういう事実もあるのだろうと心が痛くなりました。実際虐待されているような事件も報道されているし…。負けない気持ちがあって良かった。賢い人で良かった。今回は桃くんも活躍してたように思います。相変わらず痛そうだけど。そっか、鴇先生かー、と最後はにやにや。服部くんの素性をそろそろ知りたい。園長も情熱を内に秘めた人のようで、次作が楽しみです。

  • 楓ヶ丘動物園シリーズ第3弾。
    服部君が順調に変態。
    鴇先生がかわいーですが、桃君でいいのか~?

    カバーイラスト・章扉イラスト / スカイエマ
    カバーデザイン・章扉デザイン / 大久保 明子

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著者プロフィール

1981年千葉県生まれ。2006年『理由あって冬に出る』で第16回鮎川哲也賞に佳作入選しデビュー。「市立高校」シリーズ、「戦力外捜査官」シリーズ、「楓ヶ丘動物園」シリーズなどの人気シリーズの他に『難事件カフェ』『迫りくる自分』『きみのために青く光る』『シャーロック・ホームズの不均衡』『レジまでの推理~本屋さんの名探偵~』『101教室』『彼女の色に届くまで』『100億人のヨリコさん』『名探偵誕生』『叙述トリック短編集』『そこにいるのに』『目を見て話せない』『生まれつきの花 警視庁花人犯罪対策班』などがある。

「2023年 『育休刑事 (諸事情により育休延長中)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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