ビッグデータ・コネクト (文春文庫 ふ 40-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 93
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903282

感想・レビュー・書評

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  • 9月19日読了。図書館。

  • ストーリーにうまく入り込めなかった。

  • IT開発者の誘拐事件を、捜査官がかってウィルス作成容疑で逮捕した容疑者と協力して事件の真相を調査することになりました。そして彼らは、深い闇と対峙することになります。
    マイナンバー、個人情報などがデータとして集積されることで、支配する者にとって都合のいいシステムが容易に構築される怖さを感じました。

  • 個人情報大切に

  • マイナンバー制度を利用して個人情報を収集し悪用しようとする組織と戦う刑事たち。以前に逮捕したが起訴できなかったハッカーと協力しようとするが。
    物語は何故かボンヤリとして読みにくかった。それ以上にシステムエンジニアたちの闇が酷い。ここまでの奴隷根性は日本だけだと思うが、ありそうで怖い話だった。

  • なんかとても読みにくくて頭に入ってこなかった。途中で終了。

  • 昨今いろいろIT系で話題になったキーワードをちりばめつつ、 外字や業界の下請け構造みたいな泥臭い部分を うまくつなげて一つの事件にしている。
    ちょっと超人じみたところがあったり、危機感を誇張しすぎている感はあるけれど、ありえなくもないIT的なSFとしては楽しめるかな。けど、興味のない人にとってはまったく???な感じで、読む人を選ぶと思う。

  • コンピュータウィルス/詐欺名簿事件の冒頭から、組織・行政・国ぐるみの大きな展開に。章を追うごとに高まる緊張感と徐々に炙りだされていく全容。警察モノという新題材だが変わらず理性的・解説的な記述が特徴。

    ・警察のフリーダイヤル負担も捜査コストに
    ・”生活反応”
    ・住基ネット/マイナンバー/セキュリティ会社監視カメラが収集する顔紋データ/キャリア位置情報/店舗での購買情報/全てがつながったら・・?
    ・個人情報保護法の誤認(プライバシーの保護が目的ではない。企業が保有する個人情報が破損したり盗まれないよう保護する、利用方法を定めただけ。)
    ・顔紋は”特徴点を結んだデータの固まりにすぎない”=条文のいう個人を特定する情報ではない。顔紋にフラグをつけてやりとりするだけ、という抜け道
    ・利用者官吏システムと見せかけた市民監視による防犯活用の二重構造

  • サイバー犯罪対策課の刑事が、巨大な悪を追い詰めていきます。
    誘拐事件から始まった犯罪が、どんどん得体のしれない闇に入り込んでいきます。
    ビッグデータの怖さが分かります。
    同時に、戸籍情報の不備にも触れています。
    システム開発に闇にも触れ、どれをとっても読み応えのあるミステリです。

  • おしい。目の付け所はナイスなんだが、文章がもう一つ。

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著者プロフィール

藤井大洋:1971年鹿児島県奄美大島生まれ。小説家、SF作家。国際基督教大学中退。第18代日本SF作家クラブ会長。同クラブの社団法人化を牽引、SF振興に役立つ事業の実現に燃える。処女作『Gene Mapper』をセルフパブリッシングし、注目を集める。その後、早川書房より代表作『Gene Mapper -full build-』『オービタル・クラウド』(日本SF大賞受賞)等を出版。

「2019年 『AIが書いた小説は面白い?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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