髑髏の檻 (文春文庫 カ 10-6)

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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904340

作品紹介・あらすじ

ディーヴァーを継ぐ鬼才の人気シリーズ最新作宝探しサイトで死体遺棄現場を知らせる連続殺人。天才殺人鬼を兄に持つ若き刑事が挑む犯罪の全貌とは。驚愕の展開を誇る鬼才の新作。

感想・レビュー・書評

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  • 待ってましたジェレミー再登場!

    ジェレミーというのは主人公カーソン・ライダーの実の兄のシリアルキラーで現在収容施設を脱走して逃走中

    この兄の思惑にはめられ、またしても猟奇的な連続殺人の捜査に巻き込まれます

    今回カーソンは休暇中でケンタッキーの大自然の中、わいの大好きなハリー・ノーチラスアニキはほとんど登場しません
    が、面白かった

    特に兄弟のやりとりが面白く、二枚も三枚も上を行くジェレミーにいいようにされながらも必死にやり返そうとするカーソンが良いのです
    自分も弟だからよくわかるのですよ
    強大な兄に一矢報いたときのあの晴れやかな気持ち
    やったで!やったったで!というね

    でも結局最後は兄に守られ、兄の手のひらの上ってことに気付くんよなぁ

    カーソン・ライダーシリーズはアメリカ社会の病巣を鋭くえぐる社会派ミステリーであるとともに、シリアルキラーと刑事という兄弟が歪んだ愛情をぶつけ合う家族の物語でもあるのだ

  • カーソン・ライダーシリーズ6作目
    今回は相棒のハリーと離れ
    休暇中に自然の多い土地で
    怪事件に巻き込まれる。
    逃走中の兄も登場します。
    毎度のことながらこの兄がまた、トリッキーなのよね…「そうきたか!」みたいな手を使ってくる。

    ヒロインも毎回変わって…メインのヒロインもいるんですけど…兄が指摘するみたいに「おいカーソン」って具合にコロコロ変わってる。

    カーソンは。女性のちょっとした部分にかなりの観察力を発揮するんですが、女性だけではなく異常犯罪者達に対しても鋭く、ただ「ヤバイやつ」で済まさず何が起きてるかを読み解き、共感、解決策を見つけるあたりはさすが専門家

    髑髏の檻というタイトルの意味も
    わかってくるとなかなか不気味

    手元にあるのは。あと1冊(2019.7現在)読みたいけど和訳は途絶えてしまうので、迷い中

    毎年一冊でないかなぁ…

  • ライダー刑事第六弾。

    いつかは再登場すると思っていた兄ジェレミー。
    今回は、いつもの相棒ハリーの代わりに、ジェレミーが相棒になったといっても過言ではない。

    休暇を取ったライダー刑事が事件に巻き込まれる。
    GPSを使った宝探しゲームの「お宝」が死体だった。
    ゲームのおかしな記号の秘密には、ヒントが出てすぐに気が付いたので、
    真犯人の動機もそこらあたりあるのだろうと、見当がついた。

    しかしジェレミーが家に執着して、そこにライダー刑事が付け込むとは意外。
    危地に飛び込んだライダー刑事を助けるために、ジェレミーがFBIに飛び込んだのも意外。
    単に、FBIの身元調査のやり方を探るためだったのかもしれないらしいが。

  • やっぱりジェレミーが出てくると面白い!
    ジェレミーファンとしては読後感も良し。
    なんと「ドナルドトランプ氏」の名前まで出てきてちょっと笑えた。

  • カーソン・ライダーシリーズの第六弾。
    お兄ちゃんが出てくると、なぜか華やかで面白い気がする。
    善悪を超えたスーパーマン的な存在だからか?
    最近のアメリカのミステリードラマや小説には、実によく悲惨な児童虐待が出てくるが、実際によくあることなのだろうか?だとしたら怖いなー。

  • このシリーズは、期待を裏切らないですね。本作も良作です。序盤は少しもたもたしますが、最後は綺麗に着地します。"100番目"以来の笑撃ネタも炸裂、意外性やミスリードなど、ミステリとしての骨格も◎です。初めての方は第1作から読むことをお勧めします。

  • これは好き。
    いろいろな伏線に惑わせられながら、なかなかに闇深い物語を照らし出すし、シリーズ読んでいれば理解できることを使いながら違う地平誘うのはすごいな。
    中盤で声出そうになったのは久しぶり。

  • またまた地元を離れたか。

  • 11月7日読了。図書館。

  • おもしろい‼︎相変わらず本当におもしろい!
    キャビンに招待される不思議な件や、カーソンへの匿名の電話の件が深追いされず解放される件など…強引な展開も相変わらずだけれどおもしろい。
    張り巡らされた伏線や、テンポの良さは抜群で『こんなことがあった…』などという文章に出くわす度に、何度もページを遡って納得して読み進めたので、2~3回読んだ気分。
    最後にはミックスアップも無事に帰ってきてくれたし、本当に良かった。
    早く次作を購入して読みたい‼︎

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