屋上のウインドノーツ (文春文庫 ぬ 2-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167908683

感想・レビュー・書評

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  • 作者25歳時の作品、22回の松本清張賞をとっている。アミダで高校の吹奏楽部の部長になってしまった大志と、何事にも全くヤル気の無い高1女子 詩音、2人が部活を通じてひた向きに歩む青春作品。半ばまでは少しダルい印象ですが後半はかなり締まった調子に変わり、面白く読めた。

  • 自分に自信の持てない少女と、過去の失敗を引きずっていた少年が、吹奏楽を通して成長する話。

  • 屋上で聞いたドラムにやられた先輩は、吹奏楽部に彼女を勧誘するが……。出だし、うーんと思っていたけれど、読んでいくうちに面白くなってきた。ただ、視点はひとつにしたほうが、熱い物語になったかも。これはこれでいいところがあるんだけどね。そして、これはこの結末がいいと思います。面白かった。

  • 中学時代までの主人公・志音も瑠璃も、見ているとイラっと来るし、関係性にハラハラしたりもする。居るんだろうな、痛々しく不器用なこういう子たち。別の高校に進んでからの志音は、まだまだ覚束ないものの、何とかしようとする、その変化には応援したくなりました。中高生にお勧めの爽やかな作品でした。

  • 引っ込み思案の女の子と、吹奏楽部の部長のお話。音楽が好きなのがとてもよく伝わってくる。
    2017/8/27

  • ウチの娘が中~高と吹奏楽部をやってるので、吹奏楽モノ(?)の小説をちょいちょい読んだりする。

    いやぁ~、青春だねぇ。

  • 【吹奏楽にかけた青春物語。松本清張賞受賞作】引っ込み思案の志音は、屋上で吹奏楽部の部長・大志と出会い、人と共に演奏する喜びを知る。圧倒的熱さで駆け抜ける胸キュンの物語。

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著者プロフィール

1990年、茨城県生まれ。日本大学芸術学部卒業。2015年、「ウインドノーツ」(刊行時に『屋上のウインドノーツ』と改題)で第22回松本清張賞、同年、『ヒトリコ』で第16回小学館文庫小説賞を受賞する。著書に、『ラベンダーとソプラノ』『モノクロの夏に帰る』『弊社は買収されました!』『世界の美しさを思い知れ』『風は山から吹いている』『沖晴くんの涙を殺して』、「タスキメシ」シリーズなど。

「2023年 『転職の魔王様』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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