鬼平犯科帳 決定版(二十) (文春文庫 い 4-120)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 97
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909444

作品紹介・あらすじ

2017年、本格時代劇アニメ「鬼平 ONIHEI」登場。本格時代劇というアニメの新ジャンルを拓き、地上波放送終了後も、配信とDVDでファン増加中。国内外で話題は尽きない。原作はもちろん、池波正太郎の「鬼平犯科帳シリーズ」である。人気絶大のシリーズ全24巻を、さらに大きな文字とふりがなを増やした【決定版】で順次刊行中。シリーズも終盤をむかえつつある20巻は「おしま金三郎」「二度ある事は」「顔」「怨恨」「高萩の捨五郎」「助太刀」「寺尾の治兵衛」の全7篇を収録。平蔵の会話に、「当代、まれに見る名人であった」とあの秋山小兵衛が登場したりと、著者の遊び心が随所に窺える。

感想・レビュー・書評

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  • 『寺尾の治兵衛』泣けた…
    やはり、正統派の盗賊って素敵です(雲切仁左衛門ファンとしては)

    ひさしぶりにお熊婆さんも登場して、何だか嬉しかった

  • ※2008.6.22読書開始
     2008.7.3までに読了

  • 肴は豆腐一品のみの、味も素っ気も無い居酒屋、店の亭主は以前、火付盗賊改方同「心をつとめていた金三郎。の「おしま金三郎」ほか、「二度ある事は」、「顔」、「怨恨」、「高萩の捨五郎」、「助太刀」そして、「当代、まれに見る名人であった。」と平蔵の会話にあの「剣客商売」の秋山小兵衛を登場させたりと、著者の遊び心が随所にうかがえる。

  • 鬼平さんの部下の方々には、若くて人間がそれほどできていない人もいるんだけど、みんな怒られて悔しがっても、自分の能力が足りないためだと反省できるし、逆恨みしないから良いと思いました。

    今はすぐにすねて逆恨みするタイプが多いから、成長できずにオヤジやオバサンになる人が増えちゃって、社会の損失だと思いました。

    ……な~んて思いながら、今回も読了!
    似たような話も多いけど、ある意味、読み捨てに出来る気楽さが良いんだろうなぁ。

  • 各エピソードと、過去に登場したキャラクターの接続がうまい。

  • 1 - 3 - 5 6 -

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    肴は豆腐の一品のみの、味も素っ気もない居酒屋が麻布にある。その夜、訪ねてきた女が「小柳安五郎が殺されても、いいのかえ?」といって、帰った。店の亭主は、以前、火付盗賊改方同心をつとめていた金三郎であった。(「おしま金三郎」)。ほかに「二度あることは」「顔」「怨恨」「高萩の捨五郎」「助太刀」「寺尾の治兵衛」の全七篇を収録。

  • ヤンチャでお茶目な鬼平もイイ

  • おしま金三郎
    二度ある事は

    怨恨
    高萩の捨五郎
    助太刀
    寺尾の治兵衞

    決定版になって字が大きくてびっくりする!あと振り仮名が多くて読みにくい。(しかも新装版と振り仮名が違うところある)

    「二度あることは」同心 細川に二度あったことといえば。
    「怨恨」磯部の万吉が再登場。元盗賊 粂原の喜十に振り回される五郎蔵がおまさにからかわれていて面白い。
    「高萩の捨五郎」相模の彦十が高萩の捨五郎を見つかる。久しぶりに本格派の盗賊。

  • 「おしま金三郎」、「二度あることは」「顔」「怨恨」「高萩の捨五郎」、「助太刀」、「寺尾の治兵衛」の七編を読了。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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