天下 家康伝 上 (文春文庫 ひ 15-14)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909949

感想・レビュー・書評

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  • 徳川家康を描く歴史小説。徳川家康は大義を重視し、卑怯な裏切りを憎んだ。武田信玄の強大さを恐れても、同盟を反故にして今川領を侵略することに批判的であった。家康も遠江を侵略しているが、遠江は斯波氏の守護国であり、今川氏の領国ではない。今川氏の守護国である駿河を侵略する武田信玄とは同視できない。

  • 信康が徳姫と仲が悪くなった理由がわかった。
    家康が信長の家臣と同じように扱われたら嫌だろうな…

  • 日本国内では過ぎる程に知られている史上の人物ということになる徳川家康が登場する小説、映画、テレビドラマというモノは無数に在ると思う。そういう中、これもまた徳川家康が登場する小説である。文庫本で上下2巻から成る…
    最晩年の家康が振り返るその生涯…如何なるものか?なかなかに好かった!!

  • 歴史苦手意識持ってる私。教科書買ってみたり、売れてる歴史勉強本買ってみたり、漫画読んでみたり。でも入ってこないのよー。
    なんでもっと早く小説を読むという手段を選ばなかったのか。
    おもしろい!
    いやこれは作者さんがすばらしいのか。
    戦術とか経緯とか関係性とか、にんげんだもの今と通じるものはそりゃあるよね。
    家康の築山殿との関係性とか
    康信との関係性とか。
    三河一向一揆のこととか。
    三方ヶ原の戦いのこととか。
    戦いにしたって相手の心を読んだり
    同盟相手の心情とか。
    下巻がたのしみ!
    どうする家康とか関係なしに。(たぶん観ない)

    母親が骨折して、生活が一変しちゃって全然本読めなくなっちゃったけど
    おもしろいなーて本をこれからも少しずつでも読み続けることができたらいいな。積読がふえるー!

  • 【作品紹介】
    幼いころに父を失い、織田、今川両家の人質となり、苦労を重ねる家康。桶狭間の戦いで、今川から自由となったが、織田と同盟を結んだことにより戦はまだまだ続く。越前朝倉攻め、姉川の戦い、三方ヶ原の戦い、長篠の戦い、甲州討入り、上田合戦。この時代に生きる事とは戦う事であった。戦無き世を夢見て、家康は戦い続ける。

    ※感想は下巻にて。

  • メモ

    登場する史跡
    P244〜vs武田信玄
    高天神城、野田城、吉田城、二俣城、岩村城、見付、一言峠、秋葉街道(上田〜浜松)
    →この小説内では、「家康にすぎたるものが二つあり、唐の頭に、本多平八」は一言坂の奮戦後に、武田方の小松右近が見付に高札で書いたことになっている。P270
    三方ヶ原、犀ヶ崖
    駒場の長岳寺(阿智村)→信玄没の地

    中村家住宅(浜名湖。家康二男結城秀康出生地)
    長篠城(新城の北。鳥居強右衛門磔の地、馬場信春戦没の地)、後に井伊の赤備えとなる精強な武将、山県昌景もこの戦で戦死。
    長篠は遠江、信濃、美濃を結ぶ交通の要衝
    長篠決戦地後方の鳶ヶ巣山砦
    →酒井忠次の進言による急襲

    P424 減敬が武田の諜者→どうする。

  • 真の強者は、弱さを知ってる。信長は知らず、秀吉は忘れ、家康だけが忘れなかったことが、よくわかる。波乱の人生前半がよくわかる、大河ドラマにピッタリな一冊

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50095525

  • 家康の生涯を描いた小説は初めて読んだが、家康という人が少し身近に感じた。

  • 来年2023年のNHK大河ドラマの主人公・徳川家康を描いた著者渾身の作品。成長後の家康は、越前朝倉攻め、姉川の戦い、三方ヶ原の戦い、長篠の戦い、甲州討ち入り、上田合戦、この時代に生きた事とは戦う事であった。

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著者プロフィール

作家

「2017年 『左近(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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