- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167915896
感想・レビュー・書評
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矢月秀作『刑事学校III 卒業』文春文庫。
大分県警刑事研修所、『刑事学校』の教官・畑中圭介と研修生の6人の刑事たちの活躍を描くシリーズ第3弾。
途中までは、まあまあ面白いのだが、事件の真相、終盤の事件解決のプロセスには呆れてしまった。これでは『刑事学校』卒業試験の意味が全く無いじゃないか。6人の研修生の努力と活躍が全て吹っ飛んだ結末。
『刑事学校』に卒業の日が迫り、6人の研修生は総仕上げとして中津市で発生した息子による母親刺殺事件を捜査することになったが……
本体価格630円
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シリーズ3作目。
タイトルどおり、警察学校で過ごした研修生たちが殺人事件の捜査に当たる。
大分の中津市で発生した殺人事件。発見された女性の息子を容疑者として、その足取りや動機を研修生の6名が捜査に当たる。
以前からレビューにも書かせてもらったが、研修生6人に個性がなく、登場人物がなかなか覚えられない。
前作までは研修生より、教官の畑中が目立っていたが、今回はきちんと研修生の活躍を描いているのだが、誰が誰だか分からなくなる。
取り扱った事件そのものは本格的なもので、事件の謎の回収もきちんとしていて、研修生は卒業し、それぞれ配属先に旅立っていくのだが、3作読んでも、何の思い入れも残らない、何となく残念な感じ。 -
かなり大人しめな印象。事件としても地味ではあるが落ち着いて解決につなげたように思う。
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2021/02/19 21読了
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大分県警刑事研修所、通称「刑事学校」の研修生たちに卒業の時が迫る。総仕上げとして選ばれたのは、中津市で発生した母親殺人事案。教官の畑中圭介は、総代の姫野祐樹を捜査本部長に指名し、研修生だけで事件を解決することを命ずる。彼らは重圧に勝ち真の刑事へと成長できるのか?