藝人春秋3 死ぬのは奴らだ (文春文庫 す 20-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 107
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (427ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167916671

作品紹介・あらすじ

武井壮と寺門ジモンの芸能界最強の座を賭けた激闘、大阪の猛獣・やしきたかじんの思い出、生放送降板事件の原因となった黒幕の正体、石原慎太郎と三浦雄一郎をめぐるミステリーの謎解き、岡村靖幸との幸福な山登り、そして感涙必至のエピローグ。
濃厚な人々を描き、人生賛歌を高らかに謳いあげる。

感想・レビュー・書評

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  • こんだけ人の「業」に向き合ってたら鬱にもなるわな。
    江口寿史によるノイローゼの三浦雄一郎は笑った。

  • 2021/3/14 どこかのリアル書店で購入。
    2023/1/18〜1/25

    藝人春秋第3弾。今回、取り上げられるのは、武井壮、生島ヒロシ、小倉智昭、寺門ジモン、猪瀬直樹、徳田虎雄、劇団ひとり、やしきたかじん、橋下徹とその黒幕A氏、三谷幸喜、井筒和幸、サシャ・バロン・コーエン、石原慎太郎、三浦雄一郎、田原総一郎、岡村靖幸の各面々。生放送降板事件の裏の裏がとうとう明かされている。しかし、じもんさん、面白いなぁ。最後に自身の鬱病のことが書かれていたが、ちょっと前に鬱病で国会議員を辞職してしまった。政治に関する姿勢はかなり違うが、また復活して元気な姿を、また第4弾を読ませてほしい。

  • 痩身に関わらずソファに身を深く沈み込ませ とくど得度したかのような禿頭とくとう 短時間の呼吸法だけでパンプアップした陰影が浮き立つ隆々たる筋肉 否応無く感じた己の老醜ぶりに 液が互いの体に染み透った 骨型ガムで顎と奥歯を部分的に鍛えている 克服が至芸へと昇華した様は同じハンディキャップを持ったスキャットマン・ジョンを彷彿とさせ 小倉智昭ともあき 許された紙幅しふく 強靭なる狂人 ぐんようをかってもうこをせむ群羊を駆って猛虎を攻む こうもつ貢物 滑稽噺こっけいばなし 時に遇えば鼠も虎になる 徳洲会マネー5000万の貸出 細川護煕もりひろ かせい苛政は虎よりも猛したけし いささか些か 痛烈な嘲罵 のだち野太刀の如く鼻が長く伸びたジモンを下から睨みつけた 兄の夭逝ようせい 闘わない為の闘いを極める うずまさ太秦のセット クラーク記念国際高等学校 こうかん巷間 経験を経て、行動の韻を踏んで行けば良い。 この曲をトリガーにして、標的を探し、行動へと自らを駆り立てた。 やすは泰葉 じつし実姉 内因性の軽度な双極性障害なのだろうと自己診断した 自我の形成と共に精神の内側へ陥る人は かふく【禍福】 は 糾(あざな)える縄(なわ)の如(ごと)し かんかい寛解への足掛かり 根津のマンション 芝浜 人間の業の肯定 オーパ(ポルトガル語で吃驚) きょうげき挟撃 ほうかん幇間

  • f.2021/6/6
    p.2021/5/15

  • 芸能界の異常さに慣れず、マスコミが政治家におもねる時代に誰も問題にしないエライ奴らの矛盾点を突く。人間の業を肯定し、人生讃歌を謳いあげる傑作ドキュメント。
    人は何故傲慢になるのか。哲学的要素を博士は事実と私論で突き詰める。概ね異論はないが、今だからこそ『オフィス北野』事件の真相を語ってほしい。

  • 石原慎太郎と三浦雄一郎のすれ違いには驚く。お互いに記憶を確かめ合えば済むことなのに、頑固者同士はそんな事をしようともしない。
    この本に出てくる人は規格外のサイコパスばかりだ。

  • 単行本は何度も読んでいるので、またしても解説の感想。
    今回の解説は在米の映画評論家である町山智浩氏。
    字数が1万字となり、ページが増えてしまい文庫本の価格が上がったというこの解説は、解説者の言動と同じく過剰で鋭利だ。過剰で鋭利なのは水道橋博士も同様であり、本書は結局本文から解説まで過剰で鋭利に満ちあふれていて、気が休まるのは本文の寺門ジモンの所ぐらいなものである。普通解説というものは、本文なり著者なりを冷静に見て説明するものだが、本書の解説は過剰さを上書きしていこうとするもので、油断も隙も無いので疲れる。熱すぎるし長いよ!
    という事で、本書は精神と時間に余裕のあるときに読むことをおすすめします。そうで無いとあなたの時間とSAN値があっという間に溶けていきますよ。

  • 【水道橋博士による芸能界での諜報活動の感涙の集大成!】水道橋博士生放送降板事件の真相、石原慎太郎と三浦雄一郎の因縁、涙無くして読めないエピローグなど、疾風怒濤のノンフィクション。

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著者プロフィール

1962年岡山県生まれ。ビートたけしに憧れ上京するも、進学した明治大学を4日で中退。弟子入り後、浅草フランス座での地獄の住み込み生活を経て、1987年に玉袋筋太郎と漫才コンビ・浅草キッドを結成。1990年のテレビ朝日『ザ・テレビ演芸』で10週連続勝ち抜き、1992年テレビ東京『浅草橋ヤング洋品店』で人気を博す。幅広い見識と行動力は芸能界にとどまらず、守備範囲はスポーツ界・政界・財界にまで及ぶ。メールマガジン『水道橋博士のメルマ旬報』編集長。
主な著書に『藝人春秋3 死ぬのは奴らだ』『藝人春秋2 ハカセより愛をこめて』『藝人春秋』(文春文庫)、『はかせのはなし』(KADOKAWA)ほか。
浅草キッドとしても『お笑い 男の星座2 私情最強編』『お笑い 男の星座 芸能私闘編』(文春文庫)などの著書がある。

「2021年 『藝人春秋Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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