- Amazon.co.jp ・本 (439ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167916992
作品紹介・あらすじ
スティーヴン・キング強力推薦!
少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。
最終ページに待ち受けるおそるべき真相。
世界36か国で刊行決定、叙情とたくらみに満ちた新鋭の傑作サスペンス。
あの日、僕たちが見つけた死体。そのはじまりは何だったのか。僕たちにもわからない。みんなで遊園地に出かけ、悲惨な事故を目撃したときか。白墨のように真っ白なハローラン先生が町にやってきたときか。それとも僕たちがチョークで描いた人形の絵で秘密のやりとりをはじめたときか――。
あの夏。僕には四人の友達がいた。太り気味のギャヴ、不良を兄に持つミッキー、シングルマザーの息子ホッポ、そして牧師の娘ニッキー。不良たちに襲撃されることも、僕がニッキーへの恋に胸を焦がすこともあったが、この日々が終わるなんて考えもしなかった。
でも町では悲劇に至る不和が広がりはじめていたのだ。僕の母の診療所への反対運動をニッキーの父が煽り、ミッキーの兄に悲劇が降りかかり、少女の妊娠騒ぎが起こる。大人たちのあいだにも、僕たちのあいだにもヒビが入りはじめた。
そして、あの事件が起きた。あの子が殺された。森で。バラバラになって。見つけたのは僕たちだった。でも、頭部は見つからないままだ。
30年が経った現在。白墨人形の絵とともに、あの事件が甦る。あの人が死んだことで、事件は解決したはずなのに。
20年ぶりに帰郷したミッキーは言った。「おれは真犯人を知ってる」。僕はかつての友人たちとともに、あの夏の秘密を探りはじめる……。
光に満ちた少年時代のノスタルジーと、痛ましい犯罪の悲劇とが交錯し、最終ページに待ち受ける最後の一撃。巨匠キングが自ら「わたしの書くものが好きなら、気に入るはず」と激賞した話題作が文庫で登場。
第2作『アニーはどこにいった』も絶賛発売中!
感想・レビュー・書評
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思ったより面白かった印象です。
子供のころと大人になってからで話が交互するのですが、読みやすかったです。
最後の持って行き方は予想がついたけれど、話の回収の仕方は好感が持てました。 -
1986年と2016年が交互の章で語られる。恐ろしい殺人事件のあった年と過去を振り返る年。
サスペンス部分は、普通に面白くていい感じに気持ち悪い。
登場人物がみな、親友にも言えない秘密を持っており、自己中心的な部分もあり、そのドロドロしたモノが絡み合い、不条理な事象が積み重なってしまう。
人間の描写が特に面白かった。ろくな人がいないところが好き。 -
広げまくった伏線がどんどん回収されていくので凄ええええ!!!!!!って感動してたら最後の最後で底に突き落とされて何!?!?!?!?って混乱しているうちに終わった。
凄かった……。
まさに信頼できない語り手だったけどまさかそんなオチある!?!?
そりゃキング先生絶賛するわ!!!!!!
マジで皆んな読んでくれ頼む〜でもマジで最後の最後でギャーーーーーッッッ!!って叫ぶことになるので元気な時で良いよ…………。
これは色々な意味で一生に一度の体験だ……………!!!!!!!!!!