物語をおいしく読み解く フード理論とステレオタイプ50 (文春文庫 ふ 38-2)
- 文藝春秋 (2024年1月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167921620
作品紹介・あらすじ
大きな口を開けて美味しそうに食べる人は腹の底を見せているため善人! フード目線から物語における登場人物の性格や感情、状況を読み解く。更に「賄賂は菓子折りに忍ばせる」「失恋のやけ食いはいつも好物」など、よく似た演出を50のステレオタイプに分析。フード理論を知れば、新しい発見や興味が深まること間違いなし!
感想・レビュー・書評
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最初は面白いが、少しずつネタが切れてくる感じがしてしまった
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聖なる大便は存在しない。
ステレオ演出のあつあるあつめ。
見たこといシーンのはずんなに思い浮かぶ演出。
果物屋がカーチェイスに狙われがちなのは笑ってしまった。
あと、ココアは癒し。
腹に心を宿す慣用句が多いし、食事シーンは重要ポイントなことが伝わる。
その上でインターネット時代は同じ釜の飯を食うとは違う表現にも期待したい。
物語の全てが始まるので感情を知るシーンだと思って作品を見ると視野が広がりそう。
サクッと読める名言集みたいな作りだが、ありそうでないまとめ。 -
意外と色んな作品に取り入れられているようです。
『進撃の巨人』の解説をしているYouTuberから知りましたが、なかなか面白そうです。
[NDC]778.04
[情報入手先]
[テーマ]フリーテーマ(美作R6-1) -
もうちょっと具体的な映画の話があったら良かった。
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一次創作二次創作問わず創作をするオタクや考察好きのオタクは必読。
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物語に登場するフードメタファーの解説。どれも見たことがある気がして面白かった。個人的には、タバコとガムの用途と役割の違いがもう少し掘り下げられそうで興味深かった。
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食事をテーマにしたとっつきやすいテーマだが、深く考えたことはなく、興味を抱いた。
なるほどと思える内容と、とにかく選択肢が多く、小説や漫画のネタになりそう。 -
映像表現におけるフードの在り方、使い方をさまざまな例とともに解説。日々の生活には欠かせない食事でありながらステレオタイプなシチュエーションも食に導かれている。その視点と事例のまとめ方は素晴らしい。