簡単で確実に伸びる学力向上テクニック入門<会話形式でわかる『学び合い』テクニック> (THE教師力ハンドブック)

著者 :
  • 明治図書出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784181665166

作品紹介・あらすじ

少人数指導では学力は上がらない?一生懸命やっても、なぜ効果が出ないのか。それは入口を間違っているからなのです。『学び合い』を活用した学力向上の秘訣を大公開!学力向上は、小手先の教材や指導法のテクニックでは解決できません。「そもそも学力とは」に立ち戻る必要があります。また、それは抽象論ではなく、今日の授業を具体的に組み立てられるものでなければならないのです。

感想・レビュー・書評

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  • 続けて西川先生の本を読んでいる。重なる内容が多いのだが。安心の学級づくりにも、アクティブラーニングにも、学力向上にも、『学び合い』は有効であるのだろう。

    たぶん、今の自分の実践では、その日の課題と単元テストの結果に厳しくなりきれていないのだろう。全員達成を求めることで、苦しんでしまう子がいることを、ある意味では守ろうとし、ある意味では諦めているのかもしれない。

    ※メモ
    74 頭の良い人の特徴は、話が面白くて、人の喜びを自らの喜びとし、人の悲しみを自らの悲しみにとらえられる人(頭のいい人→仕事で結果を出す人)
    94 異学年『学び合い』
    120 3学年以上の学び合い 中堅が考え、若手が走り、ベテランが守る、機能している職員室の構造と同じ

  • 良いことが書いてある。
    特に「学力」を校内で定義するという話はその通りだと思った。
    先に読んだ『課題づくり』と『見取り』と重複する内容、説明がたくさんあったのは損した気分。

  • <学力向上を実現するには…>
    ・テストの点数を上げたい時には「最後まで諦めず回答する」ことを徹底することで5%は向上する。
    ・難しい問題を全員が解けるようになるには?…全員に自由記述させ、良い説明を教室掲示=子どもたちの手で参考書を作る。
    ・色々な人と繋がりながら毎日の仕事をこなすモデルを示すために、教師もモデルとして家族との時間を大事にする。
    ・授業でやっていることとテストの内容が一致しない場合、成績は向上しない。
    ・テストの点を上げることを不浄なこととして伝えることを避けないようにする。
    <深い理解に必要な3つのこと>
    「資料を読み」「自分で考え」「人と語り合う」
    <『学び合い』で成績が下がる場合>
    足して二で割る『学び合い』をしている時

  • 学校での「授業」を問い直す、革新的な書。

    「学力向上テクニック」という言葉をタイトルに挙げつつ、本当に全員の学力を上げるためには考え方を変え、授業スタイルを変えなければならないということに迫る。
    会話形式で読みやすく、著者の主張の根拠を理解しやすい。

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著者プロフィール

1959年、東京生まれ。1982年、筑波大学第二学群生物学類生物物理学専攻を卒業。1984年、筑波大学教育修士修了(教育学修士)。1985年、東京都高校教員。現在、上越教育大学教職大学院教授。2003年、博士(学校教育)(生物、地学/「巨視的時間の距離感形成に関する研究」)。科学教育研究奨励賞(日本科学教育学会)、教育研究表彰(財団法人 教育研究連合会)、理科教育研究奨励賞(日本理科教育学会)、理科教育学会賞(日本理科教育学会)受賞。主な著書に、『気になる子への言葉がけ入門』『クラスと学校が幸せになる『 学び合い』入門』『子どもが夢中になる課題づくり入門』『アクティブ・ラーニング入門』((明治図書)、『クラスが元気になる!『学び合い』スタートブック』『クラスがうまくいく!『学び合い』ステップアップ』『学校が元気になる!『学び合い』ジャンプアップ』『すぐわかる!できる! アクティブ・ラーニング』他

「2022年 『部活動顧問の断り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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