- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784182200267
感想・レビュー・書評
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保護者との情報戦で勝つ
先に連絡する。子どもをのこしてはなすのもアリ
喧嘩は自分のせいだという。被害者にして申し訳ない。加害者にして申し訳ない。がはっきり言えるようにする。
学級通信を書いて褒める。それを読み聞かせる。
保護者へのサービスが1番。教員はアリ。保護者はゾウ。
予防が1番大切。
人のせいにすれば病まない。指導は自分のせいだけど、人のせいにして生きてもいい。それくらいのスタンスの方が自分が病まなそう。
初任、転勤一年目はだまっている。職場のルールに従う。
相手を褒め、指導を請う。
相手の掲示物やクラスの子供を褒める=相手を褒めること。嬉しい。
〈自分がやること〉
問題、気になることがあればすぐ連絡。少しでも重いことは家庭訪問。
何かあればすぐに管理職に言う。管理職に伝えれば責任をなすりつけられる。校内の出来事は全て校長の責任
相手を褒める。大人も一緒詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すぐに読める。
それでもって、学校現場で働く教員に必要な考え方のエッセンスが詰まっている。若い人は読むべき。 -
「めんどくさい」から後回しにすると「もっとめんどくさいこと」になる。本当にそうだなと思います。教師と保護者はアリとゾウ。そこを嘆いてもどうしようもないので、いかに乗り切るかを考えないといけないなと思います。この仕事が好きだからこそ、長く続けていく策略が大切です。
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本のシリーズの順番とは違いますが、ブラックシリーズ4冊目。
心が綺麗で聖職者のようなイメージを持たれている教師という仕事ですが、やはり綺麗事だけではやっていけないと痛感します。それを気づかせてくれるのが中村健一先生。
今回のテーマは「保護者対応と職員室の過ごし方」
今回も中村節がたくさん出てくる中、最も印象に残っている二つを紹介します。
一つ目は
保護者は点数でしか判断できないということ。
薄々感じてはいましたがやっぱりそうだったかと思いました。学力を上げると言っても数字で表れていないとなかなか認めてもらえない。テストの点数を上げるために、あれやこれやと工夫することが大切だと思いました。
二つ目は
苦情をもらった時点で教師の負け
教師は常にクラスの児童に目を向けて、違和感があったら保護者に勘違いされる前にこちらから連絡する。めんどくさい作業ですが、こまめな連絡が教員の信頼を勝ち取るんだなぁと感じました。
これらすべて忙しくて大変なことですが、中村先生が表紙と最後に述べていた、教師は忙しいからじゃなく、"報われない"から辛いんだと。
自分がやってきたことが報われるよう、これからもブラックに研究を続けていきたいと思います -
保護者との関係を築いていく上で、策略を講じずになんとかなるという考えでいることが多いと感じました。反省です。
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毎年読んでいる本ですがやはり読むために新しい発見があります。
公立小学校の教師は公務員です。公務員はもちろん年功序列のため職員室でのカーストが存在しています。
本書では職員室でどのようなことをしたら気に入られるか、保護者にはどのようにしたら気に入られるか書かれています。
まさしくブラック。策略をねって大人と関わることの大切さが書かれています。 -
話の中身は納得だが、ブラックという表現の仕方が面白い。
対保護者で最も参考になったのは、苦情をもらった時点で教師の負けということ。
対職員室で最も参考になったのは、教師の教えたがりな性を利用せよということ。
一番最後に書かれている、忙しいからじゃない、報われないから辛いのだということも納得。ただ、著者は子供達や保護者から報われないとという意味で書いているようだったが、これが管理職だったりすると、もっと最悪なんだよなぁ、、、(^_^;) -
374.6