教師のいらない学級のつくり方

著者 :
  • 明治図書出版
4.35
  • (8)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 128
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784184106208

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 子どもの成長のために教師は何をすればよいのか、追及しながら学級経営に取り組むことで、子ども達が自分で考え行動できる学級になる。それが、教師のいらない学級なんだろう。

  • ・自分ごとにする
    ・うまくいかないを受け止める
    ・子どもたち自身で成長する

    学級で大切にしたいこと
    コーチングの視点 
    どうすればいいと思う?
    次はどうしてみる?

  • 子どもたち1人1人の生き方を大切にされていることが伝わってきた。チャレンジを大切にするって言葉では簡単に言えるけれど、態度や行動で示すことって本当に難しいこと。広く、長く、深く、細かく、見えないところまで子どもたちのことを見て、聴いて、知ること。今の僕にはまだまだできない。
    やがて教師がいらなくなる教室の作り方がステップに分かれて書かれていたけれど、人として丁寧に生きていきましょうってことが伝わってきた。心の点検に定期的に読み返す一冊。

  • わりとやってることも多かったし、もっと丁寧に見てあげなきゃいけないとこも多いんだなぁと反省
    子供の姿からその考えや悩みまで予想するのが大切なのか
    でもそれがむずいのよね

  • 自律的に学び、自己の成長を認識できる子ども育て方が書かれた1冊。

    本書を読むと、「子どもの現在地を捉える」という文言がよく出てくる。子どもをよく見て、どういう状態か、うまくいっているか、困っているのかということを教師がよく把握しないといけない。
    夏休み明けこの言葉を思い出してよく観察していきたい。

    また、振り返りの重要性について書かれていた。子どもだけでなく、教師自身も振り返ること。私はできていなかったので、夏休み明け毎日振り返りをしていきたい。

    教師の手を離れ、自身で成長していけるような子どもを育てていきたい。

  • 「先生がいなくても大丈夫」―子どもたち自身が、そう思えるように
    https://www.meijitosho.co.jp/eduzine/interview/?id=20210312

  • 一人一人がそして集団が自立していくことは教師の誰もが目指すところだろう。子どもたちが自分や仲間の可能性を信じて,自分たちで考えて動こうとするためのステップが丁寧に書かれているし,具体的な自分の立ち位置やアプローチがイメージしやすい。

    さて,読んでいて印象的だったことは,筆者の若松先生が徹底的に子ども一人一人を「みる」ことを意識していることだ。どのステップにも子どもたちの「現在地」を把握することや教師自身が子どもたちを「みる」ための価値観や見方を更新していくことについて述べられている。

    若松先生も書かれているが,クラスはそれぞれ違うし,子どもたち一人一人は違っていて,アプローチに正解はない。だからこそ子どもたちを「みる」ことを常に意識して行い,そこから適切な指導や支援をしていくことを心がけなければいけない。

    教師の在り方についての哲学とそれに基づいた教師の動きが示された良書である。何度も読み返したい。

  • [読書]3 教師のいらない学級のつくり方 若松俊介(2021)

    序章 「教師のいらない学級」づくりのために
    ステップ1 あらゆることを「自分事」にする
    ステップ2 「うまくいかない」を乗り越える
    ステップ3 子どもたち自身で成長する


    「出します」ととTwitterで知ったので予約しました。「出ましたよ」とTwitterで知ったので、楽しみに待ちました。ポストに届いたので読みました。

    「一人ひとりがどう生きるかを考え続けること」
    「こうすればうまくいく」というものではないからこそ、子どもたちと共に、試行錯誤しながら「教師のいらない」学級をつくることを大切にする」

    そんな学級担任になりたいなぁと思うし、担外であれば、そう思ってもらえるようにサポートしたいなぁと思い、自分の具体を作っていきたいと思いました。

    いろんな教育書がある中で、著者の語りで構成される今時っぽくない本だと思いました。前著、『教師のいらない授業づくり』を読んだ1年前は、正直ついていけず、「若松先生だからできることだ」と、読むだけで精一杯でした。この1年間で、朝活に参加し続け、いろんな人と先生と出会い、いろんな本を読み、若松先生のいろんな話を聞き、今回は「よし、やるんだ。できそうだ」と思って最後まですらすら読めたので、勝手に自分の成長も感じています。そんな学びの場を作ってくれた若松先生にとんでもなく感謝しているので、いつか、みんなで『感謝のねこダンス』を練習して披露しにいきたいと思います。
    『伝説の朝活』が終わった次の日に読むと、感慨深いものがあったりなかったり〜

    今週末の『教師のいらない学級のつくり方』の読書質問会も楽しみです
    それまでにあと2回読もう

全9件中 1 - 9件を表示

著者プロフィール

大阪教育大学小学校教員養成課程教育学コース卒業。大阪府の公立小学校で5年間勤務。現在,京都教育大学附属桃山小学校教諭。「国語教師竹の会」事務局。「授業力&学級づくり研究会」会員。「子どもが生きる」をテーマに研究,実践を積み重ねている。『教師のいらない授業のつくり方』(明治図書)、『教師のいらない学級のつくり方』(明治図書)などの著書がある。

「2023年 『子どもの見方が変わる! 「見取り」の技術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

若松俊介の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×