紺碧の艦隊 5 (TOKUMA NOVELS)

著者 :
  • 徳間書店
3.29
  • (1)
  • (1)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784191547971

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 後世日本はここまでやってしまった。

    前巻でアメリカの原爆工場を破壊したと思ったら、今度は日本から飛行機を飛ばして、ドイツの原爆工場まで破壊してしまった。

    これでいよいよ、日本vs米国vs独国という三つ巴になってしまった。

    しかも敵米国の朋友である英国とは日英同盟を復活し、しかも樺太をユダヤ人に割譲までしてしまった。

    空想を膨らませるとこんなことになってしまうのか?

    さらに不思議なのは、はじめは前世から生まれ変わった紺碧会というごく限られた人たちだけが昔の記憶を持って、後世を生きていたのに、会う人会う人に、前世ではこんなことがありましたな~なんて吹聴しまくっている、前原司令官。

    日英同盟がなったからといって、英国士官に超極秘の紺碧艦隊の中まで見せちゃって、この作者には機密という言葉はないのだろうか・・・。

    なんて悪口を言いながらも、一気に5巻まで読み進んだ。

    そろそろ本棚の横に眠る旭日の艦隊も平行して読む必要があるかな?

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1933年小樽市生まれ。早稲田大学で心理学、北海学園大学で土木・建築学を修める。日本SFの第一世代の主力作家の一人。1970年、SF評論『術の小説論』、SF短編『大いなる正午』で「SFマガジン」(早川書房)デビュー。以来、執筆活動に入り現在に至る。単行本著作数180冊以上(文庫含まず)。1990年代の『紺碧の艦隊』(徳間書店)『旭日の艦隊』(中央公論新社)で、シミュレーション小説の創始者と見なされている。1972年、第3回星雲賞(短編部門)を『白壁の文字は夕陽に映える』で受賞2012年、詩集『骸骨半島』で第46回北海道新聞社文学賞(詩部門)2013年度札幌芸術賞受賞2014年2月8日~3月23日まで、北海道立文学館で「荒巻義雄の世界」展を開催。2014年11月より『荒巻義雄メタSF全集』(全7巻+補巻/彩流社)を刊行。2017年には『もはや宇宙は迷宮の鏡のように』(彩流社)を満84歳で書き下ろし刊行。2019年、北海道文学館俳句賞・井手都子記念賞、伝奇ロマン復活第一弾『有翼女神伝説の謎』(小鳥遊書房)を刊行(続編『高天原黄金伝説の謎』『出雲國 国譲りの謎』)。『SFする思考』で第43回SF大賞受賞・現在も生涯現役をモットーに、作家活動を続けている。

「2023年 『海没都市TOKIYO』 で使われていた紹介文から引用しています。」

荒巻義雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×