レコード・プロデューサーはスーパーマンをめざす (徳間文庫 458-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195976838

感想・レビュー・書評

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  • YMO前夜(正確に言えば『Solid State Survivor』制作直前)に語り下ろされた細野晴臣のプロデューサー論。


    おそらく当時の日本にはまだプロデューサーの名前でレコードを選んだり、プロデューサー的観点から聴いたりというのはプロフェッショナルなミュージシャンの中でさえも一般的ではなかったのではないか。

    そういう時代背景が言葉の端々から覗えて来る。

    気になるのはやたらとフランクな語り口。
    そのころのインタビューを読む限り、細野さんの語り口は今と基本的に変わってないので、この軽薄文体は編集者によるものなのだろう。

    それによって、まだデビューして10年足らずの"新進プロデューサー"細野晴臣の音楽的野心や情熱が包み隠さず伝わってくるかのように伝わってくる…これは怪我の巧妙か?

    ナウいやイモいという言葉には時代を感じるが、語られたメッセージや基本的方法論、心構えは今でも通じる。

    まぁ、絶版のままだろうなという内容ではあるけれど。

  • 細野晴臣が日本のレコード産業の中でプロデューサーを「職業」として明確化していく。
    現代では当たり前になったプロデューサー業だが、この本が刊行された1979年には存在していなかったようだ。

  • ちょっと専門的で難しい本。
    YMO時代なので、それが面白いかも。

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著者プロフィール

1947年、東京生まれ。音楽家。69年にエイプリル・フールでデビュー後、はっぴいえんど、ソロ、ティン・パン・アレー、YMOで活動。ワールド・ミュージックやアンビエント・ミュージックを探求する一方、歌謡曲のプロデュースも。

「2017年 『HOSONO百景 いつか夢に見た音の旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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