小説ふしぎの海のナディア 中 (アニメージュ文庫 N- 65)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784196696414

作品紹介・あらすじ

1889年。万国博でにぎわうパリで、褐色の少女ナディアと発明ずきの少年ジャンは出会い、ナディアの持つ宝石ブルーウォーターをねらうグランディスら3人組のため、ふたりは逃走の旅に出ることになる。途中、アメリカの戦艦や謎の万能潜水艦ノーチラス号に救われたふたりがたどりついたのは、本当の敵ネオ・アトランティスの秘密基地のある島だった。そこでナディアは捕えられ、ジャンは3人組とともにナディア救出作戦を開始する。そしてネモ率いるノーチラス号も現れる。ノーチラス艦内でのナディアとジャンの体験する様々な出来事を描くスーパーノベライズ第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 90年にNHKで放映された庵野秀明監督の"ふしぎの海のナディア"のノベライズ。中巻はネオ・アトランティス基地でのナディア奪還からノーチラス号での闘いの日々、そしてその最期まで。

    怒涛の展開がギュッと圧縮されていて、息つく間もない冒険劇が繰り広げられる。ジャンたちの決死のナディア救出劇から、ノーチラス号とガーフィッシュの戦闘、別れに彩られた南極への旅、そしてノーチラス号最後の決戦と別離。その中で科学の凄さと限界、人の命のカタチ、ネモやナディアたちの心の揺れや因縁が語られる。
    特にフェイトの死と最後のエレクトラの場面は泣ける。

    ナディアのかたくなな態度・問いそしてジャンの迷いは、当たり前と受け入れている事柄のアンチテーゼとして、現実を無視した理想論でも、理想を鼻で笑った態度でもない新たな道を、作品の受け手に考えさせるきっかけを与えてくれているのではないだろうか。
    まあ、現実にああいう風に突っかかられたらキレちゃいそうだけど(笑)

  • 気がつけば、科学が大量に詰まった船の中。

    人を信じてはいけない、とかいうわりに
    我儘いっぱいにふるまっています。
    可哀そう可哀そういうだけで、何もしない女の子。
    非常にいらいらしてきます。
    そんなにいうならば、駆け寄って説得してこい、と
    ものすごく思いますが、それもなし。
    単に文句が言いたいだけ、にしか見えません。

    少年も、父親に会えました。
    少女も、父親に会えました。
    そしてすべては海へと去って行きました。
    そして、どうしてどうなるのか。

  • ブルーウォーターを狙うガーゴイルに捕らわれたナディア。ナディアを助けるために、ジャンは三人組と協力する。ノーチラス号に助けられたジャンたちは、ノーチラス号で生活を始めるが、ガーゴイルとの戦いに巻き込まれる。
     アニメ版ではゆったりしていたノーチラス号での生活も、本ではたった一日のことのよう。
     フェイトさんの最期の叫びは印象的でした。その後、アトランティスに行く場面が無いのがちょっと残念です。

  • 2007年9月20日

  • スーパーノベライズ第2弾

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