のぞみちゃんホットライン (少年キャプテンコミックススペシャル)

著者 : がぁさん

• 徳間書店 (1996年8月1日発売)

感想・レビュー・書評

[どっこいしょさんの感想 · 2013年2月10日]

　Jコミ読了。
　テレパシーで無造作に相手の感覚が流れ込んできてしまう少年少女の話。初っ端から排泄行為、オナニーの共有と少年誌のわりには直球で下のほうに向かってました。

　ちょっと怒りんぼののぞみ、健康的男子みのると組み合わせはラブコメなんですがどちらも隠し事も出来ず、さらけ出す間柄っていうのが面白かったです。女性の生理痛も共有ってのがやるところまでやるなぁという印象でした。

　心が通じてることで育んだ二人の絆は深いものでした3人目のテレパシー能力者の久美が参加して初めて自分の気持ちを知るのぞみ。最終話ではテレパシーが切れたあと悲しみ嘆くのぞみも描かれてました。だけど、その後のベットインで相手を思う気持ちがまたテレパシーの繋がりを作ったというなんとも爽やかな終わりだったのが良かった。また、おまけでは読者にテレパシー内容を教えてくれない演出でなんとももどかしさ満点な内容でした。

　他、前世の繋がりを描いたSFコメディ読切作品も載っていたましたが、主役の3人が三角関係のようでうまく繋がりきれなかった印象が見受けられました。3角関係にしちゃったほうが面白そうでしたけどやりたいことと違ってくるかな？

　しかし、少年誌ながらさすがエロ作家がぁさん、素晴らしいエロエロでした。だいらんどもははやく読まねば