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- / ISBN・EAN: 9784198603328
感想・レビュー・書評
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30年度 30-2-2
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ある日、赤い小鳥が出会ったのは、尻尾の先が森の木のようにきれいな緑色をしたライオン。
一体どうして?と小鳥は不思議に思うけど、小鳥の言葉がライオンにはわからない。
言葉が通じないまま、心を通わせていく小鳥とライオンのお話。
コラージュの挿絵が温かくていいです。
私が今まで見た中で一番優しいライオンの絵かもしれません。
緑色の尻尾の理由も素敵。 -
ある日、赤い小鳥がきれいな緑色のしっぽのライオンに会った。
話し掛けてみるけれど、小鳥の言葉はライオンには通じないので、ライオンはにっこり笑うばかりだった。
小鳥はそのままついて行くと、ライオンは花畑でだいだい色の花の中で遊んでいた。
夕方になり、ライオンは洞穴へ帰って行った。
小鳥は近くの木に巣を作ってそこに眠った。
翌日、洞穴から出てきたライオンのしっぽはだいだい色になっていた。
小鳥が話し掛けても言葉は分からないので、ライオンはにっこり笑うのみ。
今度は山を登って湖へ。
水浴びをしたり、青い葉っぱをつまんでいる。
翌日、今度はライオンのしっぽは青になっていた。
言葉は通じないけれど、いつも近くでさえずる小鳥がライオンは好きになっていた。
今日はライオンは赤い実をつまんで洞穴に持って帰っていた。
小鳥は食べてみるけれど、すっぱくて食べられたものじゃなかった。
その夜、嵐が来て、小鳥の巣が飛ばされてしまう。
ライオンは洞穴から出て来ると小鳥を抱いて、洞穴に連れて行く。
洞穴の壁には鮮やかな色で描かれた絵があった。
緑の森、だいだい色の花畑、青い湖…。
ライオンはしっぽで絵を描いていたのだった。
ライオンは赤い色で赤い小鳥の絵を描いた。
翌朝になるとライオンのしっぽは赤くなっていた。
小鳥はライオンのしっぽの秘密を知り嬉しくなるのだった。
食べたものがしっぽに反映されるのかと思ったら意外に現実的だった。
言葉は通じなくても傍にいるだけで気持ちは通じ合う。
素敵。 -
絵が綺麗!の一言に尽きるかな。野原の草とかを絵を書いた上に紙を切って貼ってあるのかな。
あとことりの羽根も綺麗。 -
ライオンの、毎日色の変わる尻尾が気になる赤い小鳥。<br>言葉の通じない2人だが次第に仲良くなってゆき・・・。<br><br>
布や毛糸などを貼り付けて描いた絵が美しい1冊です。<br>
ライオンのジェントルマンっぷりと小鳥の可愛らしさがたまりません。