- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198606589
感想・レビュー・書評
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生きている人も、死んでいる人も、本当はみんな同じ回路の上にいる。そのスイッチを切らずに、いつまでも繋がって入られますように。
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悲しみを封印してはだめね…
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読後感がとても気持ちいい本でした。
人の過去や死について、明るくユーモラスに描いているので、テーマの割に全然重くなっていないところが好きでした。
幸せを、「つながり」と結びつけているところすごくぴったりで好きです。
結構深い話だけど、ユーモアたっぷりの描き方をしているから、子供も楽しめると思います。むしろ謎解きでワクワクドキドキする感じは好きなんじゃないでしょうか?
主人公のヘンリーも可愛いです。 -
HARVEY ANGELL 1991
240p -
小さい頃に読んだけどずっと覚えている話
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下宿屋をやっているアガサおばさんに引き取られたヘンリーでしたが、おばさんはケチで厳しく、家では皆がびくびく、楽しいことなんてひとつもない。そんなある日、空いた屋根裏部屋にハービー・エンジェルという男の人が住むことになって、少しずつ空気が変わる。彼はいつもニコニコしているけれど、家の中をかぎまわったり“つながり道具一式”なんて持っていて、ちょっとアヤシイ…ヘンリーは謎解きを開始します。あぁ、イギリスの児童文学だなぁ〜と感心する、ユーモアにあふれた語りの中で、家というもの、人も心も過去や未来と、更に大きい何かと“つながっている”感じをとりもどすことが幸せのひとつだと、思い出させてくれます。