教育を救う保守の哲学: 教育思想の禍毒から日本を守れ

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198616618

作品紹介・あらすじ

ジェンダー・フリー、性器・性交教育、ゆとり教育…etc子供の人格を破壊し、日本を滅ぼす教育思想の「悪」を完膚なきまでに徹底批判。

感想・レビュー・書評

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  • 仲正氏「今こそルソーを読み直す」によると、ルソーは近代政治思想の2大理想(「自然人」、「市民」)を提示した偉人である。一方、本書、中川八洋氏によるルソーは「自然宗教」の開祖として、「エミール」では既存の制度(家族・学校)から子どもを引き離し、人格改造によるユートピアの建設を夢想する狂人である。原典により当たっているのは仲正氏と思うから,仲正氏の定義の方が妥当なのだろう。しかし、現実としてルソーを根拠とした運動が必ず全体主義,大量殺戮に至るなら、人類が否定すべき異端の思想というのが中川氏の立場と思われる。

  • ジェンダーフリー、過激な性教育、ゆとり教育など、日本崩壊教育に対して、ルソーからはじまる悪の思想的系譜をたどりながら、その問題点を明確に指摘している。また、「自己決定論」者である宮台真司に対しても、徹底的に批判している。教育者必読の指導書。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授

「2013年 『尖閣防衛戦争論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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