恋の風景: 天使といた日々

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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784198620875

感想・レビュー・書評

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  • あのひとがこの世から去り、絶望の淵に立たされる彼女。
    幸せな時間は一瞬の内に暗転する。
    うちひしがれた彼女が夢に見るのはいつも同じ景色だった。
    そんな彼女が真っ暗闇の孤独の中で感じるのは天使の微かな気配。
    優しさに満ちた天使の声に包まれる内に、彼女は徐々に笑顔を取り戻していく。

    大切な「あのひと」のことを心の奥にしまって前へ進む彼女にそっとエールを贈りたい。大丈夫だよ、がんばれ。
    泣き顔ばかりだった彼女が、ラストに向かって少しずつ笑顔を取り戻していく様に安堵する。それでいいんだよ、と言ってあげたい。
    とても切なくて、でもとても温かい物語だった。
    ジミーさんが最後に彼女のために、絵本に仕掛けた魔法がとても素敵。
    映画の方もぜひ観てみたい。

  • 見たかったジミーさんの作品。

    なんで、この人の作品は痛いんだろう。
    常に痛みを伴う。かなり痛い。痛すぎる。
    時々、優しい風が吹くが、終始痛かった。

    喜怒哀楽の〝喜〟と〝哀〟をこんなに揺さぶられるのってすごい。

  • せつない。でもだいすき。絵本でいちばん好き。

  • 絶望の中、ふと感じた誰かの声。
    見えないけれど確かにそこにいる。
    きっとそれは「彼」が天使になって見守ってくれているのだ・・・。
    彼女が立ち直っていく時、私も救われていく気がした。

  • 彼女の悲しみが薄れ、幸せな気持ちに包まれるたび、天使の羽はぬけていく。どこか切ないけれど心温まる作品。(2006.1.12)

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