ひとつ灯せ: 大江戸怪奇譚

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198622039

感想・レビュー・書評

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  • 山城河岸の料理茶屋「平野屋」の隠居・清兵衛は53歳。家督をゆずったものの、暇をもてあまし、伊勢屋甚助の誘いで「話の会」という集まりに顔を出し始めた。作り話でない怖い話を持ち寄って酒を酌み交わし……。
    (2006年)

  • 2020年12月8日
    不思議なことって昔もあったんだ。
    先祖を大切にすること、お経を唱えることは身を守ることに繋がる。
    老後どんなになるかわからんけど、大切なことを地道にして悔いのない人生の幕を閉じたいと思う。

    2022年4月9日
    再読
    徳真さんの話は覚えている。
    他は忘れていた。
    信心は大切。祖先を敬うことも大切。
    宇江佐さんはどうしてこうした物事がわかるのだろう。
    宇江佐さんにも霊感があるのかしら?
    今あちらの世界で修行を積んでいるのだろう。

  • 終わり方がなんとも。

  • 面白かったが、どの話も読後感がすっきりせず
    残念

  • 珍しい宇江佐真理さんのホラー時代物連作短編集。息子に家業を譲ってから体調を崩していた清兵衛は、見舞いに来て死神を追い払った友人の勘助に救われたと思い、勘助の集う「話の会」作り事は一切無用。ほんとうにあった怖い話だけを披露し合うという集まりに顔を出すようになった。各自の家に順番に集まり話を聞くのだが、やがて各々の身辺に奇妙な出来事が起こりはじめ、ひとり、またひとりと…。ジワリとくる怖さがありました。終盤の展開がやや不可解でしたが・・・。

  • 山城河岸の料理茶屋「平野屋」の隠居・清兵衛は53歳。家督をゆずったものの、暇をもてあまし、伊勢屋甚助の誘いで「話の会」という集まりに顔を出し始めた。作り話でない怖い話を持ち寄って酒を酌み交わし……。

  • 物悲しさ漂う終わり方。雰囲気が好き。

  • 江戸時代の人々に信じられていた不思議な現象を話す会に参加した清兵衛が出くわす怪奇現象の短編集。

    死ぬのが怖い内は死なないけど、死ぬのが怖くなくなったときあの世にすんなり行けるというオチ。

  • 江戸時代のお話。
    商売も一段落して息子に仕事を譲った男がある日を境に具合を悪くする。
    どうやら死に神につかれていたらしいのだがそれを友人に祓ってもらう。
    その不思議な出来事から男は死を恐れるようになる。
    そんな男に友人がある会に誘う。
    不思議な話をしあって得体のしれないものに慣れましょうの会。

    百物語っぽくろうそくを灯して話すんだけど毎回怪談ってわけじゃないんだよね。
    ちょっと不思議なお話をする時もある。
    中身は一個ずつ独立した話なのでサクサク読めます。
    最後の話がちょっと予想できなくてびっくりして哀しかったな~

  • 怖いんだよね、蝋燭の下で読むと
    丑三つ時に寺の墓所で読むにはもってこい。

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著者プロフィール

1949年函館生まれ。95年、「幻の声」で第75回オール讀物新人賞を受賞しデビュー。2000年に『深川恋物語』で第21回吉川英治文学新人賞、翌01年には『余寒の雪』で第7回中山義秀文学賞を受賞。江戸の市井人情を細やかに描いて人気を博す。著書に『十日えびす』 『ほら吹き茂平』『高砂』(すべて祥伝社文庫)他多数。15年11月逝去。

「2023年 『おぅねぇすてぃ <新装版>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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