沈黙の森

著者 :
  • 徳間書店
2.89
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本棚登録 : 177
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (505ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198628246

作品紹介・あらすじ

暴力団・東明会の金を持ち逃げした男が、軽井沢に潜伏している。金額は五億。東明会はもとより、大金の臭いを嗅ぎつけた危険な連中が、この閑静な別荘地に現れ、血眼になって男の行方を捜しはじめた。かつて新宿で「五人殺しの健」と呼ばれ名を馳せたが、今は軽井沢で別荘管理人として静かに暮らす田口健二のもとにも協力を要請する輩が訪れ、事態は急変する。雪山に乱反射する、欲望、復讐、狂気-すべてが暴力に収斂していく。圧倒的な筆致で現実世界に迫る、馳星周の最新長篇。

感想・レビュー・書評

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  • 相変わらず不毛なラスト

  • 連載そのまま単行本にした感じで流れていかない…かきっぱなし感強い。

  • #読了。
    かつて新宿で恐れられた田口健二は、ヤクザから足を洗い、軽井沢で別荘管理人として大人しく暮らしていた。暴力団の5億円を掠めた男が軽井沢に逃げ込む。その金を巡り、かつての仲間たちが田口に協力を依頼するが・・・
    カメラマンの女性や子供との交流がもう少しあってもよかったのではとも思うが、そこも冷酷非情さを出しているのだろうか?馳ワールド全開だが、いくらなんでも殺しすぎでは・・・

  • 2015_04_11読

  • 死にますね。たくさん

  • 分かりやすく馳星周な小説でした。

    単純に暴力的で、ただただ強い。

    シンプルイズベスト。

    一気に読み終えました。

  • 馳さんのは読みやすいけど、パターン化してきた。暴力一本やり。

  • ヤクザだった過去を捨てて、軽井沢の別荘の管理人として、
    つつましやかに生活する 田口健二。
    金を持ち逃げした男が、軽井沢にやってきたことで、
    過去が、一気に押し寄せる。

    田口健二は、ケンとなり、ヤクザの抗争に
    巻き込まれて行く。
    田口の女と言われ、カメラマン紀子は 陵辱される。
    ケンは、それを契機に凶暴化する。
    疾風 というイヌが活躍する。
    地元のヤクザ 遠山が、『純真』で、おもろい。
    刑事 安田も しつこく、とぼけている。
    ケン、遠山、安田のキャラクターは、浮き出ているが、
    あとは、大雑把すぎて、物語が盛り上がらない。
    ちょっと、散漫となる。
    ヤマギシが重要な感じがするが。

  • ☆$$面白くなかった。最近、特に著者のつまらなさが気になる。$$練りこんでる感が感じられない。今までが面白かっただけに、残念・・・。

  • ベタな設定や救われないエンディングに、なんか昔に戻ったのかなあ、と。愛犬の設定だけは今の筆者なんだけど。

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著者プロフィール

1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務を経てフリーライターになる。96年『不夜城』で小説家としてデビュー。翌年に同作品で第18回吉川英治文学新人賞、98年に『鎮魂歌(レクイエム)不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞、99年に『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞。2020年、『少年と犬』で第163回直木賞受賞した。著者多数。

「2022年 『煉獄の使徒 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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