ハーバードの「世界を動かす授業」 ビジネスエリートが学ぶグローバル経済の読み解き方
- 徳間書店 (2010年8月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198630041
作品紹介・あらすじ
この授業を通じて教授が伝えたいのは、私たち一人一人が世界や自国の状況をよく理解し、「より良い世界にするために動き出すこと」こそが、私たちに課せられた"義務"であるということです。そのために、まずやらなくてはならないのは世の中で何が起こっているかを読み解く力をつけることです。ルイ・ヴィトン、スターバックス、米国連銀、三菱商事…世界トップ企業のエリートたちがこぞって受けるハーバード人気No1教授の授業を初公開。
感想・レビュー・書評
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流れがわかる
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「勤勉であることは、個人の責任である」
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国際情勢を非常にバランスの取れた観点で書かれていて、質がたかい。
流石にハーバードって、ってところも感じられます。 -
当然ながら、経済は政治と密接につながっていることが、よく分かる。広い視野を持って世の中を見る。
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ケース集としてみれば、2010年現在の世界の政治経済が簡潔にまとまっているので、とても助かるし、世界の捉え方のフレームワークとしても読むことができる。
翻訳本ではなく、日本向けの本なので、サービス的な部分はあるかもしれないが、過去に我々の先人たちが成し遂げてきたことの偉大さを誇りに思う反面、今の日本の不甲斐なさに情けなくなってしまう。
(きっかけ)
ここのところ読もうとした経済・金融本がまったく理解できなかった。
一から勉強し直さないと・・・
(目次)
序 世界の動きをいかに読み解くか
第1章 国が発展するための8つの軌道
第2章 アジアの高度成長
第3章 挟まって身動きがとれない国々
第4章 資源に依存する国々
第5章 欧州連合という試み
第6章 巨大債務に悩む富裕国
第7章 国の競争力とは何か
第8章 私たちのミッション
あとがき 世界の真の現状に触れながら学ぶ国際経済 -
自分にはまだ読みにくい。途中から飽きてくる。
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近年は、グローバル化が叫ばれている。
世界を相手にした企業活動を進めていくために、経営戦略を描き実践するためには、外部のマクロ環境を知る必要性がある。
そんな視点で、著者の4つの視点で世界をフレーム化して、代表的な国々の近年の歴史に触れつつ、国家戦略や文化を解説し、最後に今後ブラッシュアップすべき事項を提言するというスタイルでまとめられています。
世界的に名が知られている、ハーバードビジネススクールで実際に行われている授業だそうです。
本書の様な、経営と国際経済をリンクした書を読みたいと思っていたので、ズバリの内容でした。
また、国々の事例も、シンガポール・南アフリカ・メキシコなど、自分の知見のないニッチなところでしたので、満足しています。
特に国がまるごと一つの企業のような統率をとっているシンガポールに興味を惹かれました。ただし、自由度が低そうで、住み着きたいとは思えないかな。
また日本の分析もしており、他の国々と経済指標を比較すると、意外だったのが、輸出入比率が高くなく内需型国家だったということ。先入観だけでの判断は、かなりバイアスがかかっていることを痛感。事実で判断せねば。 -
国や世界がでおのようにデザインされているのか?戦略をどのように考えるべきか?ということについて書かれている本。
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世界情勢を的確に分かり易く、またビジネスに繋がるように書かれてる。
国も企業も個人も貯金が必要、資産や人材への投資が必要。
どんなに立派な戦略でも自分たちが実行可能なものでなければ意味が無い。
アジアの高度成長(日本ミラクル、シンガポール、中国)
挟まって身動きがとれない国々(メキシコ、南ア)
資源に依存する国々(サウジアラビア、ロシア)
巨大債務に悩む富裕国(日本、アメリカ)
The final lecture
Make this world a better place folks!
世界をより良くする、それが私たち一人一人に課せられた使命なのだから。