同い年の弟

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 108
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198635329

感想・レビュー・書評

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  • なかなか破綻が多い作品でしたな。
    設定とかはいいんですけどね。

  • (義理だけど)大好きな兄弟もの、イラストがすごく素敵。°+.(・∀・)°+.°前半は弟の執着攻めっぷりにビックリwww二人の気持ちが通じてからの甘々展開には良かったです(^O^)前半は執着っぷりがすごくてわたしの好きな溺愛ってのがあまりみえなかったので…(;^ω^)あの彼女は出したならもっとギチギチに嫌な奴にして最後まで嫌なままにして欲しかったなぁ…居ないにこしたことはないけどw彼女の話はなくて溺愛っぷり満載の甘々だったらもっとわたし好みだったな(^q^)

  • 弟は兄一筋で気持ちいい!
    飯島先輩と写真の話は好き。

  • 同い年の異母兄弟の兄弟が、家族であるがゆえに
    踏み出せず悩む(兄限定)お話。

    よくあるテーマではありますが
    心理描写がしっかりしているので面白かったです。

    番外編?の弟視点が読みたいですが
    電子書籍限定なんですかね・・。
    電子はなぁ・・w

  • 書籍だったけど挿絵あったーー!!
    想いが通じ合って終わりかと思ったけど、その後のすったもんだも書かれてて、本編+続編読んだみたいな満足感(^ω^)
    ネット書籍で続編もあるらしいから読みたいなーー

  • ★4.0。表紙からイメージしてたよりも束縛系の執着攻で嬉しい誤算でした!受しかいらない、受にも自分しかいらないという閉塞感のある執着愛大好きです。キスからエスカレートして行く思春期の危うさと攻の暴走描写に萌え。しかし呉川がひたすら不快だった上、ラストの呉川との問答が長過ぎてせっかくの二人のラブの余韻が霧散。悪女すっぱ斬りを期待したのに逆にフォローするような蛇足。せっかくのノンケ友人、高田→木元の設定も唐突で必要性を感じず。番外編はあとがきで宣伝するくらいなら本に収録して欲しかったな。見れない環境で残念。

  • ☆☆☆は高評価です。
    ネタバレです

    「この言い方はあまり好きじゃないけれど、簡単に言えば僕の写真は自己表現で、きみの写真は身の回りのものに対する愛情表現なんだよ」という飯島の言葉、わかるような気がする。

    仲のいい義兄弟 大きな弟と ちっちゃくて可愛い兄。おにいちゃん最優先の弟と 自分の心を知らぬふりしている兄。 飄々飯島先輩\(^o^)/
    中表紙の飯島が撮った写真がとても素敵です。

  • 全体のふんわり感は好きでしたが、お値段がやっぱり。。

  • 小学生の頃親同士の再婚で三か月しか違わない兄弟になった 雪宏(ユキ)と景輝(ケーキ)。
    体が弱く引っ込み思案なユキをいたわり守り続ける弟景輝といつも人の好意を浴び、陽の当たる場所にいるケーキを眩しく思う兄雪宏。
    お互いへの好意の延長で、ほんの好奇心から始まったキスが触れ合う行為に発展するまで時間はかからなかった。 どこかで違和感を感じつつも、お互いを想い合う関係に何の疑いも持たなかったふたり。ついにのっぴきならないところまで 行為がエスカレートしてしまったあの中二の夏の日までは。
    押し入ろうとするケーキを全力で拒絶したユキ。
    それ以来ふたりの間でそれは〝なかった事〟になる。 大学生になっても臆面もなく真正面から気持ちをぶつかけてくるケーキの熱視線に目を背け続けるユキ。
    わかっていても気持ちには応えられない。何より自分達は兄弟なのだから。 それでも亡き父の影響もあってカメラに目覚めたユキが、撮りたいものは弟だけだった。 スポーツに汗を流す弟の美しい刹那を切り取って閉じ込めておきたい。 一瞬一瞬を何ひとつ取りこぼしたくないと情熱を注ぐ。 弟だけを視線のファインダーに閉じ込めた密度の濃い想い。
    兄を想う感情丸出しの弟よりも、ある種〝密室〟なユキの感情の方が実はより濃厚な気もした。
    逃げ続ける自分に傷つけられているケーキの気持ちを知り、ようやく向かい合う決意を固めたユキ。
    八年越しに通い合った想いに、ふたりして馬鹿みたいに恋に溺れる。
    物語も中盤で身も心もひとつになってしまったカップルには、その後ロクな事が起こらないのが恋愛モノの定説です。

    以前からケーキに想いを寄せていた呉川という他学部女学生から向けられたドロリとした悪意。
    自分達の関係が世間に認められないものだと改めて思い知ったユキは、日の当たらない場所にケーキまで連れて行くことは出来ないと気持ちを揺らす。

    ユキは高校時代から写真について何かと教えてくれた気の置けない先輩の飯島にうっかり愚痴まじりで全てを打ち明けてしまう。
    冗談とも本気ともつかない調子で、試しに寝てみようと持ちかけられて初めて、自分にとってケーキは代わりの利かない相手なのだと愕然とする。
    そんなユキに『他人の僕でも知っていることなのに、誰かと比べてみないとわからないなんて馬鹿みたいだ』とあっさり言いのけた飯島の言葉は目からウロコだった。
    ふたりの間には誰もいれない。
    例え兄弟でも、男同士でも、誰を傷つけても、出会ったしまったのだから仕方がない。一番好きな相手に。
    そこに行き着いたふたりの結末。こういうの決して嫌なものじゃない。
    ただ理不尽なほどの悪意を向けてきた呉川と仲直りするくだりはどうなのかな…。物分かりが良すぎないだろうか。そもそも仲直りする必要なんてあるの?ましてや友達とか…ないわ~…もう一度言う。ないわ~…
    呉川の策略で色々探りを入れてきてた友達も実はゲイとカミングアウトしてお互い痛み分けとか。
    親しい友人も事実を知っても予想外に好意的な反応とか。こういう都合よすぎる安易な帳じり合わせは嫌い。
    個人的には、ふわんとして捉えどころがない、いい男なのか悪い男なのかよくわかんない飯島先輩がかなり好きだった。
    決してつまらなくはなかったし、大判の穂波さんイラストには大満足だけど、果たして1冊1500円の価値があったかどうかは何とも微妙。

  • イチャイチャ兄弟は大好物なのに、雪宏が逃げすぎて苛々させられた、というか呆れさせられた。まあ、景輝にも非はあったんだろうけど…、受け入れたのにストーカー女なんかの言葉で揺れるのはどうかと思う。やけに早く(ページ的な意味で)くっついたとは思ったんだよ…。しかし、そのときの雪宏にキスする先輩のかっこよさ…!ラストスパートにきて本性出してきた先輩にドキドキだったw

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