2015年磯野家の崩壊 アベノミクスの先にある「地獄」 (徳間ポケット)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198635589

作品紹介・あらすじ

アベノミクスで円安、株高が演出され、さながらバブルの様相を示しているが、それでも日本経済の破綻は避けられない。偽りの景気回復の裏で、消費税をはじめとする大増税が行われ、少子高齢化、格差拡大はますます進み、日本人の仕事や財産が奪われていく。さらに安倍バブル崩壊で日本経済は大混乱に…。これから起こる大破局で日本人の生活、仕事はどう変わるのか。あの「国民的家族」に投影しつつ解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 読んでおいて損はない

  • ノストラダムス商法。経済のノストラダムス。認定。

  • 磯野家の〜って書いてあるけど、中身は磯野家あんまり関係ないような・・・著者自身もあとがきでかかれてましたけど。私もその1人ですが、題名だけで手に取る方も多いことでしょう。内容はなんかよく聞く話。大体が事実だろうし、まだまだ知らない人もたくさんいるとは思うけど、私がこの本を読んだのが2016年ということもあるかとは思いますが、やたら不安を煽るだけのような気がします。これからはどうしていくかのメッセージが聞きたい。

  •  今まではほとんどみなの注意をひかなかった経済データが取りざたされるのも「アベノミクス」のおかげかもしれない。
     本書は、フリーのジャーナリストが著者であるだけあって、取り上げ方がうまいというか、刺激的にデータをアップしているように思える。
     サザエさんの「磯野家」を引用するのも、わかりやすさを強調する意図だろうが、ちょっとやりすぎのようにも思える。
     引用データはすべて間違いはないのだろうが、物事の悲観的な一面を強調しすぎているようにも思えた。
     同じデータをもとに、本書とはまったく違う未来を描くこともできるのではないか。
     本書は、日本のおかれた厳しい状況を見つめるにはよいかもしれないが、将来を悲観的にとらえすぎている。
     経済はもっと冷静に語るべきではないかと思った。本書は残念な本であると思う。

  • 日本財政の状況、近未来への警告がサザエさん一家を捩って、一般家庭に与える影響を軽いタッチで描写しているが、内容はとても深刻。どう考えても、財政デフォルトを回避する方法は無いように思う。

  • タイトルはサザエさんの磯野家ですが、中味は日本の危機についての解説。大増税、年金問題など、わかりやすく日本の将来が書かれていました。気楽に読める楽しい本でした。特に、女性差別社会というのは同感しました。

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著者プロフィール

1952年、神奈川県横浜市に生まれる。立教大学文学部を卒業後、光文社に入社。「光文社ペーパーバックス」を創刊し、編集長を務めた後、2010年からフリーランスになり、国際政治・経済・ビジネスの分野で取材・執筆活動を展開中。
著書には『出版大崩壊』『資産フライト』(以上、文春新書)、『本当は怖いソーシャルメディア』(小学館新書)、『「中国の夢」は100年たっても実現しない』(PHP研究所)、『円安亡国』(文春新書)、『地方創生の罠』(イースト新書)、『永久属国論』(さくら舎)、翻訳書に『ロシアン・ゴッドファーザー』(リム出版)などがある。

「2018年 『東京「近未来」年表』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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