天空の救命室: 航空自衛隊航空機動衛生隊 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198639549

作品紹介・あらすじ

実在する航空自衛隊機動衛生隊の医療チームと輸送機の機長を描くヒューマン・サスペンス。空飛ぶICUと呼ばれる世界有数の装備を大型輸送機に積み込み、緊急を要する患者を遠隔地に運ぶのが任務。スタッフの医官、救命士は患者のために、機長は医官のために全力を上げる。高度1万メートルで起きた緊急事態。限られた時間。襲いかかるプレッシャー。医官と機長が連携プレーで、預かった命を守る。

感想・レビュー・書評

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  • 自衛隊の衛生隊で働く医師のお話。前半はドクターヘリなどでは難しい長距離輸送が必要となる患者を輸送する時に起きた話などで展開されるが、後半になるにつれ、ちょっと内容が衛生隊の話からずれていってしまったのが、残念。とても読みやすいし、内村と鰐淵の関係性も興味深いので、続編に期待したい。

  • 自衛隊の医官と、自衛隊機で高度医療を行う医療チームの話。様々な患者や仲間との遭遇を通して、主人公が成長していく物語でした。

  • 面白かった♪
    空自のプロたちを描く「命をつなぐ」物語
    「災害派遣」という形式で県知事からの要請を受け動き出す航空自衛隊航空機動衛生隊。
    阪神・淡路大震災がきっかけで設立されたそう。

    こちら自衛隊について、初めて知る救急医療について、興味深く楽しめたし勉強にもなりました。
    救命救急の医師・パイロットの技術や瞬時の判断には驚きと尊敬の気持ちでいっぱいです。
    仕事、家族、サスペンス、恋愛と色んな要素がつまっていてまさかの展開!
    面白かったです。
    他の作品も読んでみたくなりました。

    『頭は冷たく、心は熱く』

    『程度の差はあるが、患者がたいへんな思いをしていることには変わりがない。症状が軽いから重要じゃないわけじゃないんだ。患者の辛さを、医者が決めることはできないよ』

  • これもなかなか面白かった。おちは途中から容易に推測できたが……。でも面白かった。

  • 登場人物たちの年齢がよくわからなかった。
    主人公の妹と結婚するぐらいだから、機長は若いのか。
    家族の物語が多かった。
    臓器移植、事故、離婚、親、不倫、妊娠。
    唐突にテロに巻き込まれて、主人公も考えるところがあったのか。
    「もう迷っている暇はない」その通り。

  • いい話。

  • 航空機動衛生隊の存在を知りませんでした
    お仕事物としても成長物としても読み応えありました

  • 後半は少々唐突な展開なので微妙ですが、前半の流れはとても良い

  • 平易な文章で、一気に読み進んでしまった。
    自衛官の使命感がまぶしかった。

  • 救命室を支える人間模様。救命室の話なのか人間の話なのか中途半端な感じになってしまった。

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著者プロフィール

福田和代一九六七年、兵庫県生まれ。金融機関のシステムエンジニアとしての勤務を経て、二〇〇七年、航空謀略サスペンス『ヴィズ・ゼロ』でデビュー。主な著作に『TOKYO BLACKOUT』『ハイ・アラート』『怪物』『迎撃せよ』『潜航せよ』『生還せよ』『繭の季節が始まる』『梟の一族』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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