武蔵 五 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198644000

作品紹介・あらすじ

宮本武蔵。弁之助は自らをそう名乗った。名付け親は佐々木小次郎。
小次郎はまさに天才的武芸者だ。翻って、自分はこの京にあふれる無数の牢人のなかでどう抽んでればよいのか。
北白川城趾に向かう最中、気配を感じ振り返る。頬に切先。取り囲む野臥せりたち。だが次の瞬間、武蔵は意外な態度を取る。物思いに沈んだのだった。
死。死。死。際限のない死と引き換えに武蔵が手にするものとは。傑作大河小説、圧倒の第五巻!

感想・レビュー・書評

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  • 花村版の新解釈の若き武蔵を描く第5巻。

    歴史的には慶長七年前後ということで、家康が征夷大将軍になる直前の話です。
    武蔵となった弁之介ですが、剣にも女にも成長が著しくなっています。
    成長するたびごとに大切な人との死別があり、不穏な雰囲気がありますね。
    本巻では小次郎そのものが登場しなかったのですが、武蔵の直近の目標が小次郎になっている感じです。
    6巻ではどのような展開になるのか、そろそろ吉岡一門の話が出てくるのではと期待します。

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。89年『ゴッド・ブレイス物語』で第2回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。98年『皆月』で第19回吉川英治文学新人賞、「ゲルマニウムの夜」で第119回芥川賞、2017年『日蝕えつきる』で第30回柴田錬三郎賞を受賞。その他の著書に『ブルース』『笑う山崎』『二進法の犬』「武蔵」シリーズ、『浄夜』『ワルツ』『裂』『弾正星』『信長私記』『太閤私記』『対になる人』など。

「2021年 『夜半獣』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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