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- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198645854
作品紹介・あらすじ
歴史の隙間になりがちだった室町時代後期は戦国時代へと向かう歴史的ターニングポイントである。応仁の乱はそのエポックメイキングであるが、実関東地方で起こった享徳の乱こそ、戦国時代への幕開けの事件であった! 本書では享徳の乱とその4年後に起きた長享の乱を、地図や表を用いながら、わかりやすく解説していく。なぜ、今川家や北条家が戦国大名として台頭したか、上杉謙信が関東管領にこだわった理由、太田道灌の出自の謎などがわかる!
感想・レビュー・書評
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よく知らない話が多く勉強になった。一方書き振りは平板で面白くはないです。
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日本史上ではやや地味で、また情報が少ないためあまり注目されることないが、個人的に一番好きな時代である室町時代。
その時代の中で一大事件といえば、もちろん京都を中心として勃発した応仁の乱であるが、応仁の乱より前に、鎌倉公方と関東管領の争乱を中心に関東一円で巻き起こった、享徳の乱から長享の乱に至る流れが分かりやすくまとめてある。
全国に先駆けて、関東がいち早く戦国時代へと突入したきっかけとなった争乱といわれるだけあって、一族内での局面局面での節操のない離合集散や下克上など、それぞれの武将の感情や本質が剥き出しとなった、生々しい時代の記録。
それぞれの置かれている状況などもっと深く知ると、さらに面白く感じるだろう。
やっぱり室町時代は面白い。
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