2020長谷川慶太郎の大局を読む

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198649630

作品紹介・あらすじ

情報洪水に溺死しないために!

毎年恒例の「長谷川慶太郎の大局を読む」シリーズの最終章。毎年お読みいただいている読者諸兄にはご案内のように新しくはトランプ大統領の誕生、イギリスのEU離脱。古くはオイル・ショックの欺瞞を日本でたった一人で暴き、さらにソ連邦の崩壊や日本はデフレからは脱却できないとすでに20年前に喝破。時代の節目にいずれもその著作で警鐘を乱打し続けた。今回はいち早く米中貿易戦争は覇権をめぐる戦いとの論拠をもとに上梓した前作『今こそ「米中」を呑み込め』をさらに一歩踏み込んで米中覇権戦争の行方を分析(第1章 問題の本質を見誤るな!米中貿易戦争の深層)日本の針路(第2章 千載一隅のチャンス!日本が世界を導け!)を語る。そして東アジア情勢(第3章 身の丈を超えた自己主張をする国の末路)とヨーロッパ(第4章 世界経済の波乱要因!不振のドイツと沈みゆくイギリス)の今後を占う。著者渾身の遺作「2020長谷川慶太郎の大局を読む」を完成した後の臨終の言葉です。「中国共産党は必ず崩壊します。皆さん有難う。老人はハイ、さようなら」

感想・レビュー・書評

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  • 今更ながら読んでみた。
    前作までと同じような内容になっているので気になった点を書いてみた。

    アメリカは、中国製造2025が中国の先端技術を間違いなく高めていることを認識しているから、中国は尚更、中国製造2025を止めるわけにはいかず、巨額投資も止めないのだとか。

    アメリカが、ファーウェイ排除を訴えても、5G技術は世界最先端でありコストパフォーマンスに優れているために他国の政府や企業はファーウェイ製品を使う。よって、ファーウェイは生き残るという。

    基軸通貨国である限りアメリカは貿易赤字になり、アメリカは貿易赤字を通じてドルという基軸通貨を全世界に提供している。アメリカの貿易赤字がなくなると世界にドルが供給されなくなり世界経済は上手く動かなくなる。

    毎年、「大局を読む」を読んでいたのだが、これが最後となったため残念である。

  • 2020年、3冊目です。

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著者プロフィール

国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒業。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年に独立。1983年に出版した『世界が日本を見倣う日』(東洋経済新報社)で、第3回石橋湛山賞を受賞した。

「2020年 『中国は民主化する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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