人形つかいマリオのお話 (児童書)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (120ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198651978

作品紹介・あらすじ

「おとぎ話の名手」として知られる
ラフィク・シャミが贈る
人形つかいとあやつり人形たちの
友情の物語

「もう、糸につながれているのはいや!」
ハサミで糸を切ってしまった
あやつり人形たちが
はじめたことは……?

人形つかいのマリオは、
あやつり人形たちといっしょに
国じゅうを旅して、
自分で作ったお話を、
人形劇として演じていました。

でも、マリオが人気者になり、
同じ芝居を何百回もくり返すようになると、
人形たちはうんざりしてきました。

ある晩、王妃役の人形が、
ハサミで自分の糸を切ってしまい…? 

「物語の名手」として知られるシャミが贈る、
人形つかいと人形たちの友情の物語。

人形劇のストーリーとして
作中で語られるおとぎ話も楽しい。

挿絵多数。

感想・レビュー・書評

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  • ラフィク・シャミ - 樹の上書店(本と映画の覚え書き)
    https://kinoueshoten.main.jp/book/rafikS.html

    AYUKO TANAKA - Ayuko Tanaka
    https://ayukotanaka.com/

    人形つかいマリオのお話 - 徳間書店
    https://www.tokuma.jp/book/b547983.html

  • 人形つかいのマリオはお話を作るのがとても上手。最初はお客の入らなかった人形劇も次第にお客が入るようになります。そして、いつも同じ演目に。マリオは自分のはげた頭を隠すためにカツラを被り、そしていつもの演目が始まります。でも、それをよしとしないのは演じてる人形たち。もう、同じ役にも、取り繕って心が失せてきているマリオにもうんざりなんです。
    文字量・ルビ、中学年向け。たなか鮎子さんの挿絵が文中にも沢山あり、楽しめます。

  • シリア出身の作家ラフィク・シャミ。
    自由と友情の物語だった。子供にも大人にもおすすめ。絵も素敵。

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著者プロフィール

著*ラフィク・シャミ(Rafik Schami)
1946年シリアのダマスカス生まれ。亡命後1971年よりドイツ在住。1982年以降、作家として活動し、世界150万部のベストセラー『夜の語り部』や『空飛ぶ木』『言葉の色彩と魔法』(以上、西村書店)などを発表。ドイツ語圏におけるもっとも成功した作家のひとりであり、作品は30以上の言語に翻訳されている。1987年、『片手いっぱいの星』(岩波書店)でチューリヒ児童文学賞、1993年、ドイツ語を母語としないドイツ語作家に贈られるシャミッソー賞、2010年、『愛の裏側は闇』(東京創元社)でIPPY(独立出版社書籍賞)ゴールドメダル賞、2011年、忘却に抗し民主主義を支援する文学に対して贈られるゲオルク・グラーザー賞など、受賞多数。

「2022年 『ぼくはただ、物語を書きたかった。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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