京大哲学講義 AI親友論

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198656607

作品紹介・あらすじ

/京都大学での人気授業を書籍化\人間失業、主人/奴隷モデル 、モラルベンディングマシン……AIが脅威となるのか、人間が支配するのか、もしくは――敵だとみなす前に読みたい、めくるめくAI×哲学問答!2045年に訪れるであろうシンギュラリティー。私たちはAIに支配されてしまうのか、もしくはAIが人間の奴隷と化すのか、それともーーー。真っ二つに割れがちなAI議論に、京都大学教授で哲学者の出口康夫が放つ新たな論点とは何か。私たちがAIと親友になるにはどうすればいいのか。AIと人間の関係性の転換点となる今こそ読みたい一冊。【目次】▼はじまり▼第一講 「われわれ」としてのAI「人間失業時代」は本当にやってくるのか 「できなさ」にこそ人間の尊厳がある 「わたし」だけでは何もできない など▼第二講 さまざまなAIAIバージョンアップ 人工的な「ひと」 人間とは何か、人格とは何かなど▼第三講 AIは奴隷か主人/奴隷モデル 人の自由を侵すAIを開発してはいけない? 「仲間」ロボットは禁止?など▼第四講 AIと自由「自由」の多元性 自律としての自由 AIにとっての「やわらぎ基準」  など▼第五講 仲間としてのAI人間とAIロボットの「共冒険者モデル」「のっぺらぼー」の同調圧力理由があれば廃棄処分は許される?など▼第六講 AIに倫理を装備する悪に開かれたAIAIディストピア権利の重みづけなど▼第七講 親友としてのAI「中身の壁」を乗り越えられるのか死への脆弱性AIビックバンなど▼座談会 AIと人間は親友になれるのか パネリスト…堂目卓生+石黒浩+青木宏文+出口康夫命を終えるとき、AIも「いい人生だった」と感じるのか ロボットはすでに人間レベルの意思決定ができる? AI=人工知能と解釈すること自体、大きな誤解 など▼講義を終えて

感想・レビュー・書評

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  • AIと親友になる、この考え面白い!仕事を奪われるとかのライバル視でなく、対等な関係で仲良くなる、と考えると、AIが別物にみえはじめ親近感がわく。論じられていることを知りたい

    #AI親友論
    #出口康夫
    23/7/31出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3Qisdmo

  • AIと人は親友になりうると思いました。

  • 命の脆弱性について
    親友とはケンカ(弱さのぶつけ合い)ができるかどうかという考え方に共感した。
    将来電源が切られる直前のAIがどのような反応をするのかSFチックに考え込んでしまった。

    読む前は、AIロボットとは親友にはなれないと思っていたが、孤独死よりかAIロボットに話を聞いてもらったり、世話してもらいながら死ぬ方が幸せそう。。。と思ったら、親友とか家族になり得るなぁと考え方が柔軟になった。
    ペットとの違いは命の脆弱性かなと思ったが、ロボットも使い捨てられたり、電源落とされたりと脆弱性はある。

    知性や理性的な行動とか、人間ができることにかけがえのなさを感じていると、それはAIに置き換えられ人間失業を起こすので、できないことこそにかけがえのなさを見つける方が人間らしいという考え方はとても共感でき、印象に残っている。

    たまたまYouTubeで出口教授の講義の一部を見て興味を持ったが、とても面白い本だった。

    今後のAI技術の発展に恐怖心ではなく、関心を持てるようになった。

  • 序盤はすごく分かりやすく、おもしろく読んだのだけれど、その後はカタカナ用語のオンパレードで独自の造語もよく作られるからかなり頭を使う。
    そして内容が全て理解できたのか定かではないモヤモヤ。

  • ちょっと難しいけど、ギリ理解できる内容。理論的、倫理的には著者がおっしゃっている事に同意出来るけど、実際にAIが世の中にどう受け入れられ、広がっていくかはきっとその通りにならない。
    特に日本では利用出来るのに使わない人が大半なので。

  • 背ラベル:007.13-デ

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著者プロフィール

京都大学大学院文学研究科准教授
主な著訳書
『応用哲学を学ぶ人のために』(共編,世界思想社),『これが応用哲学だ!』(共編,大隅書店),『心と社会を科学する』(共著,東京大学出版会)

「2013年 『デカルトをめぐる論戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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