六機の特殊: 警視庁特殊部隊 (徳間文庫 く 15-3)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198922252

感想・レビュー・書評

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  • 警視庁特殊部隊、SATの話。第一話から第三話は特殊部隊の活躍が描かれていて、面白かった。第四話で幽霊が出てきた時には、あれ?と思い、第五話も女性スナイパーの話。しかし第六話はハラハラ、土岐が死んでしまうと思ったが、とても面白かった。ハードボイルドだけじゃなく、ちょっと恋愛要素も入って、自分的には良かった。

  • 警視庁警備部第六機動隊、通称6機。
    土岐小隊長率いるSATの面々。

    様々なキャラクターの面々が、様々な事件を解決していく。
    時には傷付き、時には苦難のなか、大切な仲間となり、様々な困難をくぐり抜けていく。

    最後のハイジャック事件で、土岐は、犯人たちを制圧できるのか?

    SATの活躍を描くアクション・ストーリー。
    必読です。


  • 楽しく読めはした。

    以前に読んだ黒崎さんのデビュー作で感じた「ああ、なるほど、いかにもデビュー作だな。」という文章の青さがだいぶ軽減されていて、嬉しい。(親のような目線???)

    戦闘描写も、設定も、人間描写も、十分以上に面白い。

    ただ・・・・・・。

    ●“超自然現象”な描写って、この話の内容には、そぐわないよね。。。。

    ●最終章で思わせぶりに振りつつ、振りっぱなしで終えた「村上」さんとの恋の話は、全くいらないと思われる。

    上記2点がマイナス要因となってしまって。。。。
    ★3つ、8ポイント。
    2015.07.21.了。

    ※どうやら続編もあるようだけど。。。。
    読むべきか?読まざるべきか?

    きっと読むだろう(笑)。

  • 微妙・・・

    誘拐事件と女の子の幽霊のエピソードは何の為に入れたのか?
    部下の女性スナイパーと微妙な感じになるけど、ものすごーくうやむやな感じで終わるし、何のために女性キャラを作ったのか?

    非現実的にならない程度の大きさに事件をまとめていてる割に、幽霊だの女性スナイパーだのあり得ない部分で興ざめ。

  • 警察装備品(武器)について書きたかっただけだろうな

  • 銀行の立てこもり、全国警察特殊部隊訓練競技大会、機動救助隊、被匿監視、スナイパーの誕生、航空機ハイジャック・・・
    これだけの内容がキャリア路線から逸脱した警視庁特殊部隊・SATの土岐小隊長の目線で描かれる連作集。
    専門用語が多く、最初は読みにくい部分もあるが、いろんな経験・出会いを通して成長していく土岐の姿に、徐々に物語に引き込まれていく。
    連作集と言っても、一作一作が完結されており、短編と言うには量も多いので、一作ずつゆっくり楽しむのもいいかも。
    終始ハラハラさせられ、最後には涙を誘う場面もあり、私にとっては「お得な」1冊。
    特に土岐が機動救助隊に出向した話がお気に入り。
    思わず、映画「252」が脳裏に浮かぶ作品。

  • 「相手は銃器で武装。現場には多数の人質がいる模様。これより特殊治安出動装備にて臨場する!」警視庁警備部第六機動隊、通称六機。対テロ対策を主とする特殊部隊だが、出動要請は様々だ。

  • 救出等のシーンには臨場感、緊迫感がありとても面白かった。メンバーの個性も様々でバランスよく描かれている。会話にユーモアもあり、メリハリがあった。

  • 異例の人事によりSAT小隊長となった警察庁キャリア土岐悟、人呼んで「気絶した警視」が、「不死身の警視」と呼ばれるようになるまで。
    オカルトや仏教要素は若干余計な気もするし、作品中で描かれているキャリア像というのもステレオタイプにすぎるというのはあるのだが、一般人の思い描く典型的キャリアであるライバルとの対峙などの組織内対立はなかなか面白かった。主人公の成長物語がいい。

  • 警察官僚いわゆるキャリアである主人公が、ふとしたきっかけで、自ら起案した突入及び制圧を旨とする特殊部隊の小隊長として転身、現場で揉まれる中で成長していくというストーリー。折角、凝った背景を設定したのだからもう少し掘り下げるなり、リアリズムで攻めるなりすれば面白くなりそうな要素はあるのだが、いかんせん中途半端。

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著者プロフィール

岡山県在住。『警視庁心理捜査官』で鮮烈デビュー。この作品は人気TVドラマとしてシリーズ化された。吉村爽子と柳原明日香という女性捜査官二人を主人公とする「心理捜査官シリーズ」は好評を博し、その続篇も読者に熱狂を持って迎えられている。警視庁特殊部隊を描く「六機の特殊シリーズ」も、組織や装備などのリアルな描写と作品内で展開される戦略の緻密さが凄いと評判になり多くの読者を獲得した。この2シリーズで警察小説の書き手として不動の地位を築いたが、近著はなんと時代物! 幕末の世を疾風のように通り過ぎた美少女剣士の物語、『緋色の華 新徴組おんな組士 中沢琴』。新境地を開いたのち、次にいかなる作品を引っ提げて打って出てくるのか、固唾を飲んで待たれている現況である。

「2023年 『交戦規則 ROE 〈新装版〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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